Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

福の神

本日のお昼間は、妻にまたもや”買いすぎじゃない?”と言わせしめるワインの大量納品が。マグナムx7を含む計59本の6ケースの段ボールを地下セラーに移動するのも、夏場の厳しさを思えばこの季節は気楽なもの。ただ、未だに蚊の襲撃を受けてしまい後頭部を刺されるとは。痒かった。
ちなみに相変わらずのラインナップで、’00代は野心溢れるモンラッシェを1本だけで。後は’90年代は20本ほど残りは’70年代と’80年代を中心に。今回の興味津々はデュジャックのモレ’91とグロのリシュブール’82、ドーヴネのマジ’94など。変わり種はLLのマグナムのブルゴーニュ・ルージュ’79なんかも。セラーの収拾は今月も付きません。
で昨夜の福の神は
・Marsannay Les Longeroies’90 Bruno Clair
・Egly Ouriet ”Les Vignes de Vrigny” Premier Cru
中盤の時間帯に老舗の和食料亭の大将からお電話にてご紹介が。月曜の難しい時間帯に申し訳ない気持ちもありながらもこちらがお客様を呼ぶ福の神に成られるような形で気が付けばお席は。
それでも時間はだらだらと流れていく感じで、こちらのムッシュには思惑が当たるウォーホルの色彩豊かな’02ドンペリニヨンがご依頼いただけ。
久々のマダムは何時もとは異なるお連れでしたが、相変わらずまたもや転ばれた傷を負われており。
ブリュノ・クレールのマルサネは流石に’90が飲める状態に。この辺りが淡い味わいのアペラシオンの妙かと。
〆は後半のシャンパーニュピノ・ノワールを得意とする彼のプルミエ。ブラン・ド・ノワールほどの強烈なふくよかさはないものの深夜に飲み込む柔らかな味わいがここには。
何時だってシャンパーニュが恋しいのも解る、そんな思いも心許す方といただくものだけに。

               Sommelier R.Imamura