Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’82

月末を迎えておりますが、本日のお昼は昨夜のトラブルの対処法を。まま、厨房のシンクの流れが異常に悪くなっているくらいのことではあるのですが。
何分、オリーブ・オイルや若干の汚物も流れ込んでしまうことも多々ございますのでこんなことも有るのかな?今まではそれ程のことはなかったのですが今回は2層のシンクのひとつが。
一応、バイパスと言う商品名の薬剤を投与中です。説明書は妙に危険事項を列挙されていますが。
で昨夜のブルゴーニュ
・Lirac’98 Roger Sabon
・Nyetimber Premiere Cuvee’01
・Clos de Vougeot’82 Henri Raoul
・Chorey Les Beaune’82 De Belgraves
・Beaune Clos des Mouches Blanc’86 Joseph Drouhin
開店前から結局閉店まで立ち続ける晩ではありましたが、苦戦の決算月に有難い限りです。
中盤の男性陣には、ご予算の様子が見て取れ。そんな時にこのロジェ・サボンのリラックは抜群のパフォーマンスです。
肉食系の晩御飯前のアペリティフに何時ものお二人はナイティンバーの’01を。緯度が高いだけに、酸の緻密さが胃を刺激し。お土産の黒毛和牛焼肉弁当有難うございます。
で2本目の再開はクロ・ヴジョ’82、ひょんなことでのお隣の美容師さんの話題の提供でやはり酒の席での髪の毛の話題は盛り上がります。
3本目の同じく’82のショレイ、そうですね一般的には当然ながらグラン・クリュの方が好ましい姿があることと思われますがこのエリアでは作り手の良し悪しも非常に問われ。特にクロ・ヴジョは色々言われるだけに。
ムッシュとは意見は異なりましたが、これもワインの面白さ。何よりも熟成した’82のブルゴーニュが一度に飲めること自体が素晴らしく。
〆は久々のムッシュ、やはり’86のブルゴーニュの白はヴィンテージ・チャート通りの極上で。以前はこの’85も中々だった記憶も重々ではありますが、期待通りの蜜の味わい。エチケットに描かれる蜜蜂の姿も侮れません。
Sommelier R.Imamura