Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

小さくても・・・

本日のお昼間は、ほぼ徹夜にて長男の小学校の運動会に。今日に限って夏に戻ったような暑さに次男は愚図りだすのも致し方なく。
午前中の個人競技の2つが彼のメインになりました、1種目目の障害競走のようなものはあっさりと4人中3位で”相変わらず何て欲のない”そんな印象でした。2種目目の50m走は、親馬鹿ながらも1位でテープを切る姿と共に”よっしゃ!”と言う、息子の姿はほんの少し誇らしく。
ただ、問題は普段ほとんど使用しないビデオが肝心な所が画面に入っていなかったことぐらいでしょうか。
で昨夜のハーフながらも素晴らしい銘柄は
・Perrier Jouet Belle Epoque’89
・Veuve Clicquot Ponsardin Dry’34
・Hermitage’78 De vallouit
・Chateau Petrus’81 Pomerol
前半からかなり久々のムッシュが。何でもご商用の意味でワインのグラス内の色合いの画像を取りたい、そんなリクエストを。
そんな変則的なスタートでしたが、半年ほど前に購入していたシャンパーニュのミュズレの写真集は彼の為に仕入れたものでして。これで予想通りの完売でした。
結局、大量のお料理のオーダーに追われながらも落ち着くとシャンパーニュ好きの彼らしく厳しい交渉の末、アネモネの’89の青さの中にぐんぐん変化するブリオッシュが楽しく。
そしてハーフながらも80年以上の熟成を経たDRYと表記されたヴーヴ・クリコを。以前は’47のクリコもご一緒しましたが、これもまた素晴らしくカラメルのような香りに支配され極上のコクを。
後半はもう飲めないかな?そんな気分を吹き飛ばす、何時ものムッシュが。ローヌも美味しい季節になって来たのでは?熟成したシラーの獣臭が、また夜半過ぎながらも男性的な話題に盛り上がりを。’78に意味深に成りながら。
個人的にも久々な聖ペテロ、こちらもハーフながらも流石に厳つい1本です。この辺りのヴィンテージの評価は安定感に欠くものの、今までの経験も合わせて今宵の’81もまた素晴らしく複雑な香りを湛え、それでいて当然のように滑らかで芳醇。ボルドーでも飲みたい!と思わせるラフィットと双璧を為す偉大なメルロー

              Sommelier R.Imamura