Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’59

ここ数日の急な秋の気配は、冷房疲れの体を少し癒してくれる天然のリラクゼーションで。
本日のお昼過ぎの夕立もまたぐっと気温を下げてくれる要因に感じられ。
来たるべくワインのハイ・シーズンは、今年は何時頃からでしょうか?
で昨夜の素晴らしきボルドーブルゴーニュ
・Chateau Calon Segur’59 St Estephe
・Morey Saint Denia’99 Louis Jado
・Echezeaux’84 Jean Pierre Mugneret
久々の吉野からのムッシュ、今年のお越しはそんなに少なかったでしょうか?もっと何度かご一緒にワインを飲ませていただいたような気が?では秋のお越しも楽しみに。
ホーム・ページの画像が、役にたった1例でしょうか?通常のセギュールのでかでかとあしらわれたハートのエチケットとは異なるこのネゴシアンの仕込みの’59。まあ、ボルドー・エリアでは世紀のヴィンテージのひとつにも歌われるこの年は流石に予想以上に甘くまったりと。ネゴシアンの瓶詰に対する不安も一蹴された感が。
先週末のお気使いも有られたでしょうか?今宵は、幾分大人数にて。最初にお越しのお姉さんは、初めての方だけにやや緊張感もございましたが的確なお好みの表現でしたので”若く癖のない”ルイ・ジャドのモレ・サン・ドニ’99を。正に前座としては最上でしたか。
皆様御揃いの際でしたが、私は10年ほど前に何度かお会いしていたお客様が含まれており。やはり狭い町、こんな再会もまた何かのご縁であれば。また、それにもましてうちでは珍しく様々な方をご紹介いただく何時ものムッシュに改めて感謝の意を。
で2本目はソムリエ協会の2次試験を控えられたお姉さんに抜栓を。’84のオフ・ヴィンテージながらも偉大なグラン・クリュは全てに於いてステージは異なるスケール感。ただ、先のお姉さんはのっけから美味しい!で若い癖の無いはおそらく撤回に。で何時ものムッシュは珍しく後半までお好みには有らずのご意見を。
まま、結果美味しければ私はそれにて。
それにしてもお姉さんの抜栓に関しては、やや練習が必要な感は否めませんでした。ほぼ無事に抜けてはいたのですが。

     Sommelier R.Imamura