Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

今世紀のワイン?

本日の代表選の最終の演説中のワイン商の方からのリストのFaxは、非常に気持ち削がれるものではありました。そんな気持ちが、今回のお値打ちの1本を取り損ねたタッチの差なのでしょうか?
何れにしても今回は、有るべき姿の結果であったかとは思いますが未だ不安は拭いきれない情勢かと。
で昨夜のドクターの皆様は
・Gigondas’01 E.Guigal
・Shiraz The Dead Arm’99 D’Arenberg
・Roc de Cambes’97 Cotes de Bourg 1500ml
・Corton Clos du Roy’76 Michel Voarick
・Chateau Belgrave’88 Haut Medoc
何時もの月曜日の展開ではありましたが、後半からのドクターの皆様に救われた感じで。
”偶には今世紀のワインを出してよ!”そんなリクエストに考えてみれば、かなり限れれていることに気付かされました。まま、簡単に考えればニュー・ワールドのものであれば少しはあるのですがフランスのものとなると。
辛うじてのぎりぎりの’01のジゴンダス、まったりとすら感じさせる果実の凝縮した甘みにむしろ。個人的には、流石1級の生産者飲み頃にして最上のパフォーマンスを。
何故かこちらのドクターは、シラーズの品種指定を偶に。オーストラリアのパワフルさを体感させる、ドロドロの酒質は理解も出来ます。前半はそんな気分なのでしょう。
結局、女性のMRさんを4名の手強いドクターで色々な展開ながらもマグナムまで。コート・ド・ブールの特別な銘柄、テルトル・ロトブフの愛らしい弟分は久々にマグナムで。’97は今が飲み頃、若さももちろん感じさせられますが滑らかなメルローがスムーズに喉に流れ込みます。
今宵もマダムとは、些細な軋轢を。極上のコルトンでしたが、ごめんなさい。お気を付けてバカンス?へ。
最終は長かったな、相変わらずドクターのお話には引き込まれますが。9・11の話題は尽きません。
5級のグラン・ヴァンのベルグラーヴは、珍しいのでは?これもまたオー・メドックらしくしなやかさが持ち味。酔いの回る晩のボルドーは、これくらいで十分でしょう。
あ、この晩はお手洗いで皆様ご迷惑お掛けいたしました。本日、復旧です。大変失礼いたしました。
      Sommelier R.Imamura