Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

嵐は来ず

本日は随分すごし易い気候で、若干の湿度の高さぐらいが。流石に台風の影響があったせいか、いい加減に秋らしさを感じさせていただきたいものです。
ちなみに出勤直後のお電話は、例の一般の方の口コミのグルメ・サイトさんからのもので。どうやら店舗サイドからの書き込みも出来るそうで、そのアプローチを。個人的にはあちらは、思われたようにお客様の側からのものだけでよろしいかと。やはり反省点も否めない書き込みも重々解りますし。御常連さんの前向きな書き込みには、有難さも心より。ただ、最大の功労者のドクターのご利用が無くなってしまったことが唯一の残念でしかたないことで。
で日本サッカーのやや不甲斐ない展開の晩は
・Puligny Montarchet’99 Louis Jado
・Puligny Montrachet’90 Jean Lefort
・Chardonnay’07 Heitz Wine Cellars
台風の晩も祇園町は意外に動くものとの認識も昨夜は閑散と。
新生日本代表のサッカーも昨夜の試合は出だしは安堵ながらも、勝ったことは喜ばしくももうひとつの結果が素人ながら欲しかった気が。
ただ、それよりも全てが見れてしまった私のビジネスの方が大きな問題かと。
現状のグラス・ワインのアイテムで白のシャルドネが、やや充実感が。やっと飲みごろに辿り着いた感のジャドのピュリニー’99、シリアスながらも胡麻の風味を蓄えてブルゴーニュ好きを満足させる味わい。
対照的に’90のジャン・レフォールは、ややあっさりとした味わいながらも酸の角が完全に取り除かれエレガントな逸品。こんなヴィンテージのグラスもまたよろしいのでは?
またカリフォルニアの隠そうにも隠し切れないトロピカル・フルーツの芳醇な果実味の中に蓄えられた14%のアルコールに由来するトロリとした甘みの’07。
ハイツと言えば赤のマーサズでしょうが、個人的にはカリフォルニアのシャルドネはどれも若さを楽しむ満足感が溢れたものが多い気が。
ソムリエ協会の二次試験が迫りますが、こんなアイテムのブラインドは必要ないか。

             Sommelier R.Imamura