Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

勝ちましたか

本日と言いますか早朝は、私にとっては願ってもない素晴らしい朝日でした。嬉しくはないのですが、予想通りの閑散とした晩でしたので3:00には帰宅できシャワーを浴びて完璧な体制でテレビに陣取りました。
失礼ながら開幕前は、3連敗も覚悟はしておりましたがビジネス上も考えればそれもよろしいかと思っても。
また、裏腹に4年に1度のことですのでビジネスは関係なく自身も楽しめればとの思いもありましたが。
結果的にひとつのハードルは、非常に大きなステップだったような気もしますがこれほど気持ち良かった日本代表の試合は今まであっただろうか?それぐらいすっきりとベットに沈み込めました。
で昨夜は
・Barbaresco’02 Pio Cesare
それはそうだろう、僕だって見たいもの。妻も”暇でした”の言葉に”まあ、いいんじゃない、そんな楽天的な返事でしたが。
いやいや、6月はお恥ずかしながら過去最悪の結果へと歩んでおります。この週末に少しでも良い結果が欲しいのは本音ですが。
申し訳程度ではありますが、前半に数組のゲストを。
意外にもワールド・カップはイタリアとフランスと言うサッカー同様ワインの伝統国が1次リーグの敗退でしたが、私のリストは確かにニュー・ワールドの台頭や高品質高価格ワインの出現もありますが相変わらずクラシックな銘柄が網羅されており。
今回のイタリアの王女のバルバレスコも’02と若いヴィンテージで作り手も世間での評価はやや穏やかで。ただ、そろそろ2010年でもあり8年の熟成を経たボトルに対しても見つめてあげる機会は必要かもしれません。そんな意味でもポイントでこの銘柄のグラスでの使用は限られてはおりますが視点を変えてくれます。
とは言え、これもまた贅沢な話かもしれません。バルバレスコでしたらイタリア北部でもバローロに次ぐ高級銘柄であり当然ながら高品質で。流石にトップ生産者のガヤの熟成したボトルのスミレの芳香は望めないものの、意外にしなやかな作り手なのも機縁してボルドーの濃密さとブルゴーニュの口当たりの柔らかさの良いとこどりの印象も。
イタリア・ワインに取りつかれた方がおられるのにも理解が出来る瞬間ではありますが。
週末は是非、祇園街にてワイングラスを傾けていただければ幸いです。

Sommelier R.Imamura