Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

復帰

本日は、お昼から店舗に次男を伴い業者さんの対応の立会いを。実は心なしか昨夜からメイン・セラーの調子も芳しくない予感が募りまして朝1でエアコンの業者さんと合わせてセラーの方も。セラーは安定しない温度状況がありましたのでガスを注入で事無きを得ました。
でカウンターのエアコンに関しては復旧いたしました。何のことはない、そんな感じの修理になりましたが昨夜は町の空調屋さんにお力添えいただきましたが力及ばずでしたので。
まあ、何とかエアコン生活に馴染んだこのふくよかな体にも嬉しい環境に戻り。でも、やはりそろそろ10数年を経過した電気製品の寿命は見え隠れしております。
で、昨夜の申し訳なくも暑い店内でのワインは
・Santenay Beaurepaire’79 Roche de Bellene
・Chateau Giscours’88 Margaux
・Pernand Vergelesses Ile des Vergelesses’78 Louis  Latour
いやはや、前半からこんな日は動くものです。取りあえずは”エアコンが故障しまして、暑い店内ですがそれでもよろしければ”そんな台詞を何回言いましたでしょうか?意外に最初の若い女性をお二人伴われたムッシュだけは怪訝にお席を立たれましたが、後は女性連れの方々も皆様お掛けになられ。
今宵は単独行動のドクターは、マダムを伴われ。相変わらずのスタンスでしたが、ボトルを2本。ニコラ・ポテルのネゴシアン・ボトルが出てまいりましたセラーの奥に隠れておりましたがこの機会に。
随分落ち着きも見えており、ゆっくりと休ませたヴィンテージ・ワインはまたまた香り高く滑らかに。
2本目はボルドーを。人魚のようなモチーフも印象的ですが、金彩が施されたものの経年の為か見難くも。
グッと10年ほど若返りましたが、意外に最近はボルドーの方が若いヴィンテージも理解がし易く。まあ、それでも’88か。ほろ苦さがエスプレッソのような姿にも。
〆は何時ものお二人が。後半はエアコンが無いのは辛い!そんなお言葉はごもっともで。で熟成感の中にもやや酸が主張するこのペルナンの’78を。見事にも酸の存在を的確に表現された還暦越えのムッシュ、最近は本当に侮れません。良い意味での飲み手に成られているような。
取りあえず週末は、快適な店内でございます。是非ともサッカーだけではなく。R