Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ノスタルジー

何とも調子が悪いパソコンに買い替えを決意いたしました。何とかデータが無事であることを祈りますが。
ワールド・カップも始まり、僕の世代では最も偉大なマラドーナは相変わらずですが監督としても運気が有られるのでは。
そんな時代も思い出深くノスタルジーなのですが、僕の今回のCDはOasisの’94から’09までの3枚組みにDVDが付けられた豪華なBoxが。ワインに置き換えれば’94ぐらいでしたら、まだまだそんな印象は全くないのですが京都に出てきた学生時代が思い出される懐かしさの曲が惜しげもなく。
で先週末の土曜日は
・Meursault’67 Remi de Foulanges
・Beaune Clos des Roi’72 Louis Latour
・Coteaux de L’Aubance’85 Dittiere
前半から意外な感じのゲストのお顔ぶれではありましたが、中盤からの何時もの皆様に何とか切り替えを。ただただ、途中経過のネット・ニュースの韓国のリードにワンセグに手を伸ばしたい衝動は非常に強く。
この辺りのヴィンテージこそが本当のノスタルジーにも値するのでしょうが、まだ産まれてもいないソムリエが言うのも間違っているのでしょうか?
それでもトライしていただける顧客の皆様にこれも感謝です。個人的にはもう少し果実の膨らみが熟成感と供に感動を与えてくれるのでは?でしたが、そんな時にこの”ノスタルジー”と言う台詞は有り難く。まま、それでも稀少なもう出会えない特別な経験にも。
で、やはりここにヴィンテージ以上にネゴシアンでありながらも優良な名を馳せる彼らはやはり安心感と本当の意味でのクオリティを感じさせます。難しい’72ですが何時もながらの透明感すら感じさせる果実のピュアな味わいと柔らかく滑らかな質感に十二分な美味しさを。
〆はやや甘口、コトー・ド・ローヴァンスとは珍しい。’85です!と主張しすぎなコルクではありますが、何ともお利口でまた目線を変えさせてくれるさらりとした愛らしい甘みに使い勝手の良さも。まま、色々見かけもいたしますがロワールにはまだまだ本当?そんな古酒も残されているようで。

             Sommelier R.Imamura