Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’57

本日の夏日のお昼間は、梅雨の到来を恐れてトライアンフに火を入れてあげ。ほんの30分ほどの所要時間ですが、偶には風にあたる感覚も楽しいものです。唯一ほんの少しアクセルを開くことが可能な新堀川通りを廻って長男の小学校を眺めての気分転換。
で相変わらずの次男”彩人くん”は、おむつトレーニング中ですが週2日の幼稚園もこのところ毎回行きは園指定のポロシャツなのですが、帰りは私服に。もうしばし時間は必要なようで。
昨夜のワインは
・Chablis’57 Jessiaume Pere & Fils
・Santenay Les Gravieres’97 La Pousse d’Or
・Chateau Montrose’88 St Estephe
海外を飛び回りながらのマダムのビジネスは、現在はやや落ち着いておられるようですが夏場はお忙しく飛び回られるご様子。今宵も気分転換を兼てでしょうが、まま飲み友達感覚で。
”そんなに何時も旧過ぎるものでなくても”そんな台詞も出ましたが結局お選びになられるのがマダムの性分。先日のルイ・ラトゥールのシャブリも印象的ではありましたが今回は如何なものかと知的興味は尽きません。
意外な程健全なコルクの外観ではありましたが、実際はボロボロに砕け何とか抜栓を。香りの立ち上がりは、何時もの良好な熟成香のモカがプンプンと。味わいはアフターの酸の存在に好みはありますが、あたりが甘く全体のバランスは中々のものかと。何せグラン・クリュでもプルミエでもないジェネリックの1本。何故ここまで寝かされていたのか?そんなことすらも興味深いネゴシアンワイン。
”臭いチーズあるか!”そんなフレーズのお電話に、変わられないゴッドハンドの異名を持たれるムッシュはお連れの方々と。
今宵も相変わらずでしたが、十二分に上質な味わいとパフォーマンスのプスドールの’97は添え物でしか無い感も。そして個人的にも確かにやや行き過ぎた段階のエポワスでしたが、男前のムッシュはペロリの完食で。病み付きになられる方が存在する、発酵食品の奥の深さ。
〆はやや早めの時間帯ではありましたが、相変わらずとっかえひっかえのムッシュで。今宵はモデルさんらしく?
モンローズのヴィンテージは、ニアミスではありましたがハーフ故の愛らしさの中に幾分進み始めた熟成の按配がビターなほろ苦さを上品に演出し。
Sommelier R