Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

アルザスでもブルゴーニュ

本日のお昼間は、月1の税理士さんとのミーティング。5月の結果は、うーん経費を使いすぎておりました。まま、何となくは解ってはおりましたがロマネ・コンティなどもありましたので。合わせて確実にこの半期でも上昇しているワインの棚卸し額に”強気すぎるビジネス意識”と言われてしまいました。確かに考えようによっては自宅地下セラーに置かれる総量の半分は動きの無い在庫と考えることも可能ですので。個人的には決して強気ではないのですが、必要なものとして。ですが少し落としたい購買力ではございます。
で昨夜のワインは
・Chambolle Musigny’90 Lou Dumont
・Gewurztraminer Vendanges Tardives’97 Paul Blanck
・Aloxe Cortn’67 Joseph Drouhin
・Chateau L’Evangile’86 Pomerol
中盤まではゆっくりと。久々の芸妓さんは、本当に本当に久々で。色々とお噂は良くも悪くもお伺いしておりましたが、ままこちらも意識はさせていただきながらも平常心で。
ボランジェの後は、仲田さんのネゴシエーションされたシャンボールの’90を。以前はアムルーズ’90が随分扱わせていただきましたが、今回は村名で。しなやかさが主張しながらもやや野暮ったさも。アムルーズにも共通する特徴だったような?造り手は同じかな?
病み上がり、そんなご様子のムッシュですが何となく退屈な時間帯に楽しみを与えていただけ。優しい甘みに体調を回復させてもらえれば、そんなゲヴェルツのヴァンダンジュ・タルディーブ。アルザスは時に無性に!そんなエリアでこんな機会には不可欠で。デキャンタージュでみるみる濃密に。飲み頃の稀少なグラン・クリュ。
〆は相変わらずの彼らでした、お元気なムッシュには何時も頭が上がりませんがご縁の範疇で甘えさせていただいているのも事実でしょう。
当たり前のように’60年代のブルゴーニュですが贅沢に熟れたピノノワールの凛とした姿は、やはりこのくらいの時間を持ちえたボトルだけの世界観で。
結局、変わらず1本では終わらずハーフを。レヴァンジルの’86は幾分、八角の香りを漂わせながらもこれまた難しい議題に尋ねられた瞬間だけのお相手にはなりましたが。

             Sommelier R.Imamura