Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Chambertin’49

遂に出ましたか、そんな感じのワイン界の最高峰資格のMWの日本在住者から。MWでマスター・オブ・ワインと言うまあ称号にも等しいものなのでしょうが、権威がありワイナリー等への影響力も含めて重要なものでおそらく審査もそうとう高いハードルなのでしょう。
ちなみに今回の2010年の合格者は2名だけだったようで世界で有資格者は300人ほどでしたでしょうか?でこの日本在住のかたは産まれはオーストラリアで奥様が日本人のかたでそれ故の現状なのでしょう。
ノムリエの私には縁がないことかもしれませんが、何れ日本人からもこの称号を得る方がでられるでしょう。そんな意味でもソムリエの資格にも色々な意味があり、今後はその上でのその方それぞれの求められ方があるように。
で昨夜の極上は
・Laurent Perroer Grand Siecle Alexander Rose’97
・Chassagne Montrachet’94 Joseph Drouhin
・Chateauneuf du Pape Barbe Rac’99 M.Chapoutier
・Chambertin Cuvee Heritiere Latour’49 Louis Latour
久々のムッシュは、ちょっとご飯も兼て飲み友達のように。前半から気付けば日も変わる頃まで。
値崩れを起こすシャンパーニュプレステージ。この’97も仕入原価は業者さんによって倍以上変わります。まあ、平行ものですが。ですが高価な1本なだけにその差は非常に。ただ、個人的な好みとしてはやや退屈なこのシャンパン・ハウス。申し分なくもやはり熟成の世界は全く垣間見えず。
酸の立ち方に特徴があるのも無理は無く。今回は赤のシャサーニュですので、まあちょっとしたお料理に伴われればこれはこれで十二分なマリアージュかと。
で3本目まで突入のバルブラック’99、ここが本質のような甘いダークチェリーの味わいで。濃密さの差に南北の距離がそんなに?の味わいのキャラクター。
でここで何時ものお二人と顧客がまたお二人揃われた晩は、可能な限りのお互いの好意にて極上を1本。
還暦を過ぎられたこの’49のムッシュには、機会が有ればと。そんな仕入れも含めたヴィジョンでしたが、やはり価格的にもやや難があり。ですのでカウンターでの交渉は、置かれるお立場が限りなくお近い方々にてシェアする形にて。