Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Marc de Bourgogne

実は昨日は、出勤直後からナイーヴな問題がありまして。もうこの1月はこちらの方のトラブルで色々と事情を。ええと、まあこのご時勢ではもう決して許されない飲酒運転のしかも人身事故まで起こされ、挙句にひき逃げまでつかれた方が私のゲストにおられ。こちらは、全く存じていなかったとも言いながらも怪我をされた方がおられたこともありまして。
その上、飲酒を認められなかった祇園街のお姉さんは非常に難しい状況で私のところまで警察の方が事情聴取にこられたという訳です。ほぼ解決に向かっているようですので”つぶやき”させていただいました。ご利用いただける際は必ずタクシー等のご利用をお願いいたします。
さて、昨夜のワインは
・Chateau Lynch Bages’75 Pauillac
・Marc de Bourgogne’88 Domaine de la Romanee Conti
何ですかどうもバタバタと追いかけ廻されたような晩ではありましたが、本当に美味なワインはそんなに扱わせていただけていなかったような?そんな中での久々のムッシュは、お子様の誕生の為頻度は確実に減ってはおられますが律儀に機会を見つけていただき。
今宵は社会人2年目の部下の方をお連れいただき。こんな様子も最近は非常に少なく上司が部下に、そんな光景は見かけ難く。ですからやはりお人柄を感じさせられます。でお選びはやはりボルドー好きの為、結局ランシュ・バージュ’75を。毎回、ラトゥールとも見まがう素晴らしい出来にこのヴィンテージの成功が垣間見れ。3本の仕入れは、確実に5月の特集で消え去ってしまいました。
もう1本はご依頼いただいておりましたDRCのマール、まあブランディーですな。フィーヌは’79の手持ちもございましたがもう少しコストが。そんな何れご自宅でのナイト・キャップに使われる珠玉の銘柄。ロマネ・コンティは手が出ませんが、この’88のマールならば!そんな1本で。でまだまだ硬さを残す彼らに、今宵デキャンタージュを施しまたボトルにお戻しする作業を。現段階では樽のバニラやカカオの香りの立ち上がりに心奪われるものの味わいにやや荒さが目立ちます。
そんな意味での手ほどきに半年後ぐらいのお引取りになられるのでは?ああ、抜栓された極上のデジスティフが目の前にあるのは何れ拷問にも等しい瞬間が訪れるでしょう。  Sommelier R