Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

これまた久々の

昨夜は、偶然が。帰宅時のタクシーさんに乗り込むと座席には一輪の白い薔薇が。何処かで見たことが!そうです、先ほどお渡ししたはずの薔薇が。
運転手さんも気付かれておられなかったようで、先ほどお送りしたお客さんの様相をお伺いしたら最終にご利用いただいた祇園街のお姉さんでした。どうやら五条のマンションにお住まいのようで、その後また祇園街に戻られたタクシーさんに私がお世話になる意外な展開に。まあ、酔っておられたのでしょうか忘れさられた薔薇は私を引き寄せたのか?他愛も無い偶然かもしれませんが、こんなこともまた有ることが人生の面白さかと。
で昨夜のワインは
・Chateau Ferrieres’97 Margaux
・Cabernet Sauvignon’98 Renteria StHelena
・Beaune Bressandes’85 Albert Morot
久々のドクターの皆様、以前は足しげくかなり遅めのお時間にご利用いただいておりましたがかなり間が開かれたような。まあ、もうそれぐらいでは微妙な関係にはならない所が良きご常連さんで。
意外な程、早めの時間帯にボルドーからのスタートで。グラン・クリュの中でも生産本数の少なさと近年の評価の上昇で、見かけるのもこの’97くらいかもしくは’70年代などのオールドが以前は少なからずはありましたが。今は非常に稀少でしょう。
マルゴー村の捉え所の無いシャトーが多い中、個人的にも中々の凝縮間のしかもの’97ヴィンテージ。スタートはこんなプチ・シャトーも楽しいでしょう。
2本目はカリフォルニアを、”甘い”そんな表現に”今夜はまだ、酔われていないですね”そんなやり取りに何時も通りの対応が見受けられます。
明らかに熟れており、アルコールのヴォリューム感が為せる感覚の上での甘みでしょう。正解です。
後半の〆は、もう何年ぶりでしょう。それはそれでまた良き時期の彼らを思い出します。クリスタル’85やセギュール’85などは当たり前のような晩が何度も記憶に。相変わらずのお美しさではありましたが、祇園街でのブランクは幾分は有られるでしょう。また、機会が増えれば幸いです。
で’85を。アルベール・モロは予想通り、ボトルで少し熟成させてあげれば市場に出されてばかりの頃の何とも取り留めの無いぼんやりとした味わいから脱却を。もっと買っておけば・・・。 R