Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Batard

本日のお昼は、月1の税理士さんとのミーティング。久々に対作年の数字よりも良い結果の生まれた4月は、まま安堵を。それにしても解らないままにしっかりと数字をあげていくと意外にも、結果はいつも同じように纏まるもので経理と言うものは不思議で仕方ありません。そんな意味でも経営者には向いてはいないのだろうな?と考えさせられ。
で昨夜のブルゴーニュ
・Chapelle Chambertin’78 Louis Latour
・Chateau Langoa Barton’97 St Julien
・Batard Montrachet’83 Champy Pere & Cie
動きの無い前半に前日のロマネ・コンティのワイン会にお貸ししたデキャンタを5つ洗い。散乱したグラスなども含めて、ゆっくりの展開は嬉しいものの束の間の何時ものドクターのお越しにてんやわんやで。
その後は鼈のお食事帰りの何時もの皆様で。男性陣は階上の女性のバーにしばし浮気をされながらも、その間に女性陣のみで’78の偉大なグラン・クリュを。確かにエチケットの汚れは気にはなるものの、ボトルの液面の高さと色調のクリアさにも期待を。
テイスティング自体は、何の不具合もなく健全なまだまだ開ききってはいない印象ではありましたがバタバタとしだした時間帯だけに今宵はご相伴はいただけなかった。そんな感じで。
トラブルに見舞われたムッシュは、お忙しいお立場にも関わらず随分お時間を使われた様子で。その足でご報告も兼ねたご利用に本当に律儀な方だな、とお人柄が伺われます。
しっかりめの中にもそれはそれで、飲める段階に入ってきた’97は今宵のお話の流れには最適だったような。セクシーなワインは、必要ないナイーヴな問題でもありましたので。水商売には避けては通れない部分も。
階上のバーさんから、やっとのことでお帰りの男性陣に〆はマグナムを。予定通りのこの稀少な1500mlは行き着く方の所へ。
1720年からのブルゴーニュ最古の歴史を誇るネゴシアンのシャンピーながらも正直、出会う機会が無かったそんな造り手。アメリカ周りのこのボトルながらも、トラブルの形跡もほとんど見られず期待以上のモカのニュアンスを漂わせて。
連日の極上のワインとの出会いに心躍るものは、限られてはいくものの何よりも楽しむことを大切にして飲み込めば新しい出会いは沢山あるものかと。R