Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

久々の

本日は雨の中ジムに。連休中の暴食はジャンクフードに塗れた感じで、一段とお腹の貫禄だけは。
ワイン業界は、2009年ヴィンテージのプリムールの情報が出つつありますが今回も偉大な生産年になったようです。’05’00を凌ぐ出来のようでボルドーは、またもや最高値になりそうな。いったい’09は何時になったら飲み頃になるのでしょう?手持ちの’05ですら心配なのに。
ちなみに我が家のシャルドネメルローは、順調に若葉を伸ばしております。また、オリーブの木にも花芽が付き始めており上手く実がなれば酔いのですが。
そして現在最高なのが裏庭の小薔薇が。特に香りが強い品種で、摘んだ花弁からは狭い我が家のダイニングでは完全に芳香剤に。香り豊かな素晴らしき春です。ただ、これからが青虫達との戦いの季節に。
さて、昨夜の久々のワイン達は
・Flanccianello della Pieve’85 Fontodi
・Corton Clos des Fietres’78 Emile Voarick
連休明けの緊張感を取り戻す晩は、何時ものご常連さんがたに心穏やかに。ソムリエナイフを錆付かせない為にも。
連休中も所用で中々皆様ゆっくりはされてはいなかったようですが、こちらのムッシュも本日も出張帰りにて。お食事と供にトスカーナの熟成は、やはり流石ですね特徴をしっかりと捉えておられ。曇りの無い、ピュアな果実味に熟れた熟成感はこのエリアの姿かと。
今月のお勧めのシャペル’78が、見当たらず失礼いたしました。自宅地下に置き忘れてしまわれていたこのボトルは本日お持ちしております。次回可能であれば如何でしょうか?
そんなやり取りの中、代役には同等のコルトンを。’78は先の’85同然に偉大な生産年の姿を明確に感じさせてくれます。特にこのボトルは今正に飲み頃で、ココアのような甘く漂う香りの中に浮遊感のある果実の伸びやかな甘みが独特で。熟成したブルゴーニュに求める複雑にして妖艶な姿はやはり時が紡ぎだす味わいでしか・・・。
まあ、こんなボトルは何時までも残り続ける訳ではないので仕方は無いのですが。

           Sommelier R.Imamura