Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’88

休日は太陽が丘の公園に。宇治市は本当に土地も広くて、税収が満たされているのでしょうか?少しドライブの時間が長く為ってもそれに見合う素晴らしい環境と満開の桜に思わずうたた寝をしてしまいましたが。
今年は花粉の飛散が少なく、この季節でもアクティブになれるのはありがたく。来年が恐ろしいですが。
で先週末の土曜日は
・Fume Blanc’83 Robert Mondavi
・Chateau Margaux’88 Margaux
・Barbaresco’88 Gaja
先々週末が喪失感がございましたので、おそらくの荒れる状況は覚悟しておりましたがやはり。
前半は穏やかな展開ではありましたが、何時ものマダムの晩御飯を簡単にさせていただき懐かしさすら感じさせられる故モンダヴィ爺のフュメ・ブランの熟成。名付け親のこのソーヴィニヨン・ブランは、爽やかな味わいの葡萄品種のエージングに対する概念を明確にしてくれます。確かにマダムの言う通りブランディーの香りも酸化臭のように感じさせられますが、甘みの存在感などはこの時代の彼らの哲学すら漂わせており。
おおよその勝手な概念なのですが、第2ラウンドは21:00以降としておりましたがそれ以前のお越しでしかも5名様だと非常に有り難くも難しい状況に。ただ、結果今宵の数字をこちらが決定付けていただけたことで穏やかな気分もございましたが。洗い物の山を除いては。
女性って、姉妹ながらも’82’88の年齢差とどちらかですらも解らず。まあ、好みのお姿に判断力はガタガタでしたが。
’88のマルゴー、久々のボルドーの最上のものは上手く値切りをしていただけ可能な範囲にて。ただ、コルクが油断しておりました。そんなこともあるのか!そんなお恥ずかしさに。洗練された柔らかくしなやかな味わいに、逆にご理解が難しくもあるかもしれない。
お次はガヤを。こちらは同じ’88ながらも流石の筋骨でアフターにまだ酸とタンニンが絡み合う強さが誇示されておりましたが、香りの持ち上がりはボルドーのトップをも見失わせる華やかさを。これもまた、好みの問題だけかもしれませんが。
ボランジェから始まったこちらは、甘い誘惑の’82へと進まれなかったことは安堵のご様子が。
この後も久々の方々を含め、お料理にも追われ気がつくと1:00を廻っておりましたがここで動きは止まってしまいました。土曜らしく。R