Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

出だしは・・・・・

本日もお昼間は、ジムに。桜が今週末に満開でしょうな、疎水沿いをベスパで流しながらも、昨夜の豪雨に少しだけ花弁ごと落とされた可哀想な姿もございましたが。
昼間の愛らしい姿と夜景に浮かぶ妖艶な姿は、対照的ですが祇園町の白川沿いも非常に美しく咲き乱れて。
窓が無く、ハードの面では玄関周り等の如何わしさは年中満開の私のカウンターには4月は加山又造さんの夜桜を。コピーではありますが、しばし見入る価値もありそうかと。
さて、4月の初日は何ともこんな晩もございましょうの様相で。
やや、と言いますか愚痴としかとられないかもしれませんがワインは嗜好品とは理解しておりますし、そこから新たな出会いが楽しいのも知ってはいるつもりですが。
悪気はないのでしょうが、面白いもので対照的なマダムのワイン感が。”赤ワインは渋すぎて、飲めない。でも南アフリカの何とか?と言う銘柄が美味しかった、フランスの葡萄を植樹して作ったもの”
おそらくピノ・タージュだろうな?でも、正直僕も南アフリカのワインは勉強不足だな。でもフランスの葡萄を移植してるのならフランスにもそんなワインが有っても、と思わないのかな?
祇園街にお姉さんで、どうやらシングル・モルトは稀少なものを飲まれているようでしたが。
方や”濃くて渋みが強く、土の香りがあるもの”解ります、そんな対応も可能なカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンもご準備を。一様に1杯目はご理解いただけるのですよね、良く出来てますもの。香りのたちかたから、熟れた果実の味わいまで非常に。ただ、2杯目はより渋いものもしくは、よりしっかりしたものをご所望に。
残念ながら個人的には、もうお持ちする銘柄はほとんど一緒かと。微妙な違いは見られるでしょうが。’05のカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンの上質なものよりも濃いもの?ボルドーでもないでしょう。おそらくチリかアルゼンチンか、正直、手持ちは限りなく少ない。
そして、どちらにも共通するのが熟成するとワインがしなやかに円みを帯びてくることにご理解がないことと。
グラス1、2杯での滞在時間が私の理解を超えていること。そしてグラスの数より灰皿の数が多いこと。
失礼しました。
週末はどうかしら。

               Sommelier R.Imamura