Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

花粉が

昨夜の晩から、やや調子が。例年の花粉の季節は覚悟は出来ており、ソムリエとしては致命傷?ではありますが嗅覚にはそれほど。私の場合は、取り合えず鼻水の辛さが合わせて厳しい時はくしゃみの連続に襲われ。
まま、取りあえずのお薬と大量のティシューに囲まれ。
本日は、これについて書こう!と帰宅時には考えを巡らせておりましたが、寝る前に見たナショナル・ジオグラフィクの興味深い番組について。トレジャー・ハンターというもので、ようは沈没船から金銀財宝を拾い上げる一攫千金のビジネスに密着なのですがどうも今回はワインがクローズ・アップされており。以前も1800年代のシャンパーニュなどのオークションがありましたが、海底は気圧の関係上スティル・ワインはほぼ全滅のようで。気圧を閉じ込め金具で留めたシャンパーニュは、驚くほどの良好な熟成を促されているそうなのですがロボット・アームで引き上げる、ボトルの数々には未だしっかりとした泡が。ただ、どうもヴィンテージまでは明確には。こちらの方は、オールド・ボトルの権威だそうで1800年代のものまで詳しくご存知のようで。まま、確かにかなり古いものでしたら凄まじい金額で売れていたようですがコストに見合うかが疑問でした。
さて、昨夜の穏やかな展開ではあるもののお断りせざる負えない瞬間のゲストには申し訳なく
・Hallgartener Jungfer Riesling Kabinett’00 Prinz
・Chateauneuf du Pape’97 Chateau de Beaucastel
今年もソムリエ試験対策で、塾に通われる祇園街のお姉さん方は相変わらず。個人的にはお忙しい中、とても前向きで立派かと思います。
まあ、ビジネスとしては色々な考え方がありますので国保さんではないですがスタイルは貫かせていただきたい。そんなお店も有ってもいいじゃないですか、純然たるワインバーとして。
蛇足でしたが、今宵もご接待に疲れ切られたムッシュの〆はリースリングで。当然ながらも甘みを綺麗に生かしたプリンツの、未だに若さの微発泡すら感じさせるチャーミングな1本。今宵も引き止めてしまい、すみません。
シャトーヌフは、ローヌでも試験対策には一度くらい試していただくべきかと。ただ、思いのほか熟成の段階は進んでおり素直に美味しくアメリカン・チェリーのコンポートのような濃密な甘みで。R