Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

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本日は税理士さんとの月1ミーティング。1月は弥生会計の手直しに不手際があり今回も若干後手後手に廻る形になっていそうですが、何分株式化と大量のワインの棚の私個人から会社への販売といった形にも手続きはややこしそうで・・・・。
そんな都合もあり1月は、売上とは裏腹に意外な結果に終わっていたようで。まだまだ、甘い経営で情けない限りですが。
そんなこのなで昨夜は、寒く。前半のゲストはおられたのですが、暇な晩は困ったことに目を通すことの出来ていなかった大量のインデントのリストに向かってしまい余計と言いますか強烈なボトルを見つけてしまうものです。
幾分、プライスの提示に関しては強気なこちらの業者さん。しかも彼らの手持ちのアイテムでは無く現地のエージェントさんのものだけに彼らのリスクは通常よりもかなり少ないのですが・・・・。
今回は計68ページ、1ページ約60種のワインの銘柄が列挙されておりますので総計4000種ほどのオファーが為されております。小さなフォントの文字でコード番号に銘柄名、造り手、ヴィンテージ、ボトル・サイズ、プライスに評論家さんの点数と細かい内容になります。失礼ながら年配のソムリエさん方にはおそらく見えないくらいのストレスもございましょう。
親に感謝ですが、現時点では目だけは良くて後は根気の作業なのですが出来ればこれだけの品揃えの中から数アイテムでも良いので値ごろ感であったり私だから選ばれるワインがあっても良いのでは?と。
当然のようにボルドー五大シャトーの1800年代などもあり、価格も仕入れ原価で泣けてくるようなものですが私がオファーさせていただいたのは、もう手の付けられないボルドーブルゴーニュを避けてローヌとイタリアを。ピン・ポイントでもあるのですが。
ローヌは偉大なエティエンヌ・ギガルのシングル・ヴィンヤードで最も手に入り難い人気のテュルク。しかもヴィンテージが’86で。’90年代のものですら見かけ難くなったこのエチケットの華やかな色彩のデザインにも後押しされる稀少な1本。
後の2本は、マグナムのガヤのガイヤ&レイを。こちらも素晴らしいシャルドネで現行ヴィンテージですら中々手に入れ難くオールドであればなお更。でヴィンテージは’84’89と言う非常に興味深いもの。’84は以前レギュラーで扱わせていただきましたが、どちらも正直高価極まりないボトルかと。R