Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Musigny’76 Leroy

連日の朝帰りにそろそろ疲れが見え隠れする、まだ週半ばの木曜で。本日はじっくり睡眠は取らせていただきましたが、野暮用はみるみる増えており僅か5分の徒歩での京都銀行さんへ。
何のことは無い、株式への移行に伴う手続きは未だ少し残されており今回は引き落とし口座の名義を税理士さんが”ぶどう蔵”にて記載されており訂正に。もう、1年半のお付き合いで店名を僅か1文字ながらも漏らしてしまうとは・・・・・・。
さて、昨夜の偉大なワインは
Musigny’76 Leroy
・Pol Roger Blanc de Blancs’99
・Echezeaux’74 Jacques Cortenay
・Nuits Saint Georges Clos de L’Arlot’98 L’Arlot
前半からの月1ペースながらも毎回極上の素晴らしきワインをご一緒いただける製薬関係のムッシュは、今回もお取り置きの偉大なグラン・クリュを。最近、富みにその存在をまた一段と意識させられてしまいマダム。今宵はキャップ・シールは当然ながらも白ではありますが、ミュジニの’76とはゴージャスの極みかと。もう、気がつけば3年くらいは寝かした1本でしょうか?こんな1本が扱わせていただければ!そんな期待も込められた仕入れでしたが、中身は流石に美しく先日の’04とはスタイルは大きく異なるものの奥ゆかしさの中に秘めた洗練された淑女のニュアンスは溢れんばかりの近年のパフュームとはまた異なる、らしさかと。やはり、また引き続き探さざる負えない彼女のワインで。
うーん、美味しいのですが申し訳ないくらい若すぎて。’99のブラン・ド・ブランは、流石に早かったですな。何時もご利用いただくムッシュだけにご理解はいただけてはいるでしょうが、やはり美味しいて何かが違う!そんな1本をご期待いただけていると考えておりますだけに・・・・・。
業者さんには、やや小言を言わせていただきたい!そんな1本ではありましたが、それを差し引いても中々の酒質はやはりグラン・クリュの為せる技かと。もひとつネガティブなヴィンテージ’74ですがアフターの膨らみに隠せない素性の良さが光ります。なのに久々に大喧嘩ですが。
〆はラルロのプルミエの白。中盤でマールを挟むと後半にはやはり堪えます。そんな肝臓を優しく包み込むシャルドネのふくよかさは丁寧な造りを伺わせます。 R