Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

12月

あっという間の12月の到来で。本日は、お昼間に鰻割烹”まえはら”さんへお届けされた商品の確認に。意外にもオーナーさんもおられ、結局お昼をご馳走していただけました。ミシュランひとつ星のお祝いのお花も華やかで、それらしきお客様も。ただ、やはり有名税と言いますか理不尽なクレーム等も有られるようで・・・。
あ、今年も”まえはら”さんの二段のおせちをいただくことに。価格は¥35,000−と中々ではありますが手間隙掛けられた美味しいものかと。皆様もよろしければ?限定50らしいので。
さて、11月の最終日の昨夜は半ば諦めもあったのですが
・Barbaresco’91 Gaja
・Volnay 1er’98 Hospices de Beaune Cuvee Blondeau
・Beaune’82 Hospices de Beaune Cuvee Brunet
・Chateau Palmer’82 Margaux
挽回とまでは今一歩足りない数字ながらも、お人の動きとは中々理解し難いものでは。
何れにしてもやはりワインとは、男女の仲に介在する大きな存在では。最近の若い方は・・・。そんな言葉も浮かびますが、やはりバイタリティの有られると言うか口説かれると言うか。
従兄弟の方の存在が障害になられるこのお二人のお話は、意地悪な私には蜜の味がいたしましたがムッシュも比較的近しいお人柄ですので。
スミレの香りも華やかに拡がるこの’91は今洗練の極みに。やや穏やかな作柄かもしれませんが個人的には彼のワインにはこんな形を求めており。
解決に至らないお話の流れでハーフが追加で。仕込みの造り手の情報が、あまり無くてもオスピスだと何気に安心感も。たっぷりの甘みにヴォルネイを推されるワイン・ラヴァーの方も多いのでは?
深夜のソムリエ合格のお祝いのようで。それにしても律儀にお祝いをされる私のご常連さんは、本当に粋な方かと。’82産まれの彼には、これからが楽しみですが今宵の2本は今までのボトルとは次元が違われたでしょう。ひとしきりの歓声を挙げられておりましたが、望めば叶うものかと。何時か恩返しにお車を購入されれば・・・・。
どちらも熟成のピークに到達した感のある極上のブルゴーニュボルドー。高価な’82パルメを三択の中から選ばれたにも関わらず最後まで飲み込まれなかった若きソムリエさんにエールを送ります。 R