Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

表現の仕方で

本日は月末のお仕事のダイレクト・メールの宛名刷りと土曜日の為、京都駅の郵便局まで。子供達に気付かれないように、そっと抜け出しトライアンフのエンジンを蹴っていると長男がベランダから叫んでおりましたが軽く受け流し。
お天気も清清しく、帰宅後は昼食まで子供達と野球のお遊びも。
さて、昨夜のワインは
・Domus Aurea Cabernet Sauvignon’96 Quebrada de Macul
・Nuits Saint Georges Les Porets’82 Georges Chevillon
・Echezeaux’02 Jacques Cacheaux
期待しておりました月末の週末でしたが、何とも厳しき現実を。後半まで本当にデスク・ワークに勤しむ金曜の晩で。
夜半から祇園街らしき動きが有り、やはりそれはそれでこの街に依存する気もないながらも有り難さをも。
随分、随分ご無沙汰でした。おっしゃられるのは、”シャンパン・カクテルにはまってたねん!”でした。まま、そんな時もおありでしょう。思い出していただけただけでも幸いです、ただお好みは相変わらずの変化は見受けられず。
ミントの香りを強烈に放つ、個性的な部分に於けるカベルネ・ソーヴィニヨンの典型的なドムス・アウレア。これが’96ですので確か初ヴィンテージ?未だにアルコール感は口中を支配いたしますが、熟れたタンニンと濃厚なヴォリューム感が自然に感じられ。
相変わらずのアメックスの黒いカードは、硬い素材感で。
明日の朝が心配で!そんな台詞と供に今夜は1本で帰らせて!そこまでおっしゃられたのに、結局。私だけに非が有るとは思えませんが、ハーフが追加されグラッパは開けたてが半分ほどに・・・。
先日から続けざまの’82のブルゴーニュ、ジョルジュ・シェヴィヨンのレ・ポレは”土のニュアンスから後半の余韻に愛らしい酸が優しく包み込む”そんなワインで。正にそれに近い表現をムッシュがされたことに驚かされ。
以前は本当にパワフル・カベルネしかお飲みになられなかった数年前を信じられないくらい。
それにしても今宵のガヤのスペルスのグラッパの樽の甘みが非常に美味で。本日も気分良く起きれたのもこのお陰かもしれません。

            Sommelier R.Imamura