Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

渋い?

休日は早いものでクリスマス・ケーキの予約の為に伊勢丹さんへ。インフルエンザ騒ぎが、長男の小学校では吹き荒れておりますので人混みは・・・・。そんな感覚もございましたが、結局は子供達のたっての要望の電車見物に。個人的には子供時代は電車には、全くの興味もございませんでしたのですが。
後は八条口側の京都駅の店舗のリニューアルに驚かされました。何時頃為されたのでしょうかね?非常に綺麗になっており、しばし散歩気分で。
さて、先週末の土曜日を振り返り
・Chambolle Musigny’82 Comte Georges de Vogue
うーん、上手いこと行かないものですね、限られたお席ながらあいている時はほとんどながらもやはり週末は大人数の方々のお電話に物理的に。結果、思うような形には中々ならないもので。
その中でも嗜好品の最たる部類にあたるワインの世界は、未だ難しく。渋いワイン、とはどの程度のものなのでしょう?個人的にはチリやカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンのリリース直後のものは、ほとんどが渋すぎるような。ボルドーは2000年以降のアイテムは、ほぼ手持ちはないですし・・・・・・。出来うる限りの気持ちはお伝えしましたが。
切り替えて、ヴォギュエのシャンボールの’82。ここのところ’82のブルゴーニュは頻繁に。ですので楽しみな1本で、またマダムの為に随分前からご準備されていたヴィンテージですので意味は深いのです。
残念ながらコルクは最後の5mmが早々と残された為、ボロボロに砕きながらの抜栓には成ってしまいましたが。繊細で女性的なスタイルにこのアペラシオンは人気が高く、偉大なこの造り手に関しても賛否が激しく。ただ、これまたなのですが彼ら意外ではこのようなヴィンテージは中々見つけ難く、どちらにしても価格の部分でも恐ろしく。
それでも個人的には、ヴォギュエの’70年代から’80年代のものでも十分な姿ばかりだったかと。
未だに強靭なミネラルを従えて想定以上に若さをも主張する’82でオリエンタルなスパイシーさを感じさせる複雑な1本。お連れのドクターの意外なお話が中々のツマミになったような。
最終は疲れ果てたあのドクターでしたが、今宵はボランジェで僅かな時間を。まま、またご一緒いたしましょう。

            Sommelier R.Imamura