Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

交響曲一番、二番、三番

何とも情けなく、昨夜からの右目の充血は本日も兎の如く。疲れるほどの内容でもなかった昨夜の状況を考えると・・・・・。
で本日は気が付けば2:00までベットに沈んでおりまして。まま、朝方に次男に起こされた日は二度寝になりますので、本当に偶にはそんなことも。次男の機嫌が良い時は一人で起きてダイニングへと降りていくのですが、しばしばあやして機嫌を直してあげることも。
さて、昨夜のヴァーティカル
・Paul Bara Grand Cru Bouzy’78
・Opus One’96 Mondavi & Baron Philippe
・Opus One’92 Mondavi & Baron Philippe
・Opus One’95 Mondavi & Baron Philippe
・Kracher Blend1’02
珍しくお三方でのご利用に中々の長丁場になりましたが、今宵の状況を考えますとこれもこれで有り難く。終盤はご接待ながらも明日のご予定も考えられると?と言う感じもございましたが貴重な経験になるカリフォルニアの比較テイスティングが明確に。
ジー産のグラン・クリュ100%のシャンパーニュ、と言うことはやはり黒葡萄が中心のはず。確かに熟成だけでは無い、ピノノワールのニュアンスが感じ取れるのは明らかにブラン・ド・ブランとは異なる世界観。前座にしては贅沢な1本ながらも。
カリフォルニアの優良銘柄にして、まあ代名詞にもなるのでしょうか?それくらいの知名度を誇るこのオーパス・ワンは、お恥ずかしいながらもヴィンテージに関しては正直データに照らし合わせて1本1本を感じ取る機会しかほとんどなかったような。そう言った意味でもまだまだ若いヴィンテージながらもこのハーフも含めた3本は非常に様々な姿を。
最初にお開けした’96は、最も個人的にはオーパスらしいカリフォルニアの典型のようで贅沢なグラマラスなスタイルを。香りが既に開き、上品でありながらも造り上げられたこのパフュームのような姿に賛否はありますでしょうが。
で’92は期待通りのワインに対する変化を見せ付けてくれ。一気にお開けした’96と’92は一見’96は近づき易く解かり易いタイプ。ただ、’92は前半のミネラル感に圧されて経験が問われるスタイルかと。デキャンタージュ後の変化と長い眠りから覚めてからの余韻の複雑さに。