Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

律儀な

キンモクセイの香りが自宅の伏見稲荷の疎水沿いに芳しく。明確にその花の銘柄が嗅ぎ取れる種のこの花には一年で最もすごし易く鼻腔の記憶にも。
本日は久々のジム通いも、何とかならないのだろか!あのモラルの欠如したオジサンのびしょ濡れの更衣室は。全裸でドライヤーをあてる方にも、見たくないので。
さて、ミシュラン情報が飛び交う昨夜でしたが
・Beaune Perrieres’86 Leroy
100年に一度の絶好の宣伝の機会だそうです、まあ星が付かれたお店にはそんな宣伝など必要はないような気がいたしますが失礼ながらまだオープンされて数年の鰻割烹”まえはら”さんには絶好の機会かと。是非是非、まだご利用いただけておられないかたには一度。私の納品させていただいたワインとは関係なく是非。
そういえば、こちらもなのですが店舗の真向かいのこちらは老舗の鰻料理の”梅の井さん”100年近い創業で流石の星を獲得され。本日は早々とお休みをとられておりますが、本当に失礼ながらこちらのお料理をいただいたことがなく。
で昨夜は律儀にお越しのオーナーさんは、相変わらずの酔われかたながらもこの方のバイタリティには何時もながら。
近頃はブルゴーニュにシフトされカリフォルニアの特定銘柄は、しばしお休みに。
マダム・ビーズ・ルロワ、ドーヴネへの憧れ同様に彼女の素っ気無い筆記体のワイン名だけのエチケットには何となくDRCのあのブロック体のラベルに対抗するような感もするのは私だけでしょうか?今回の’86は当然ながら白キャップのもの。それでも彼女のセレクトしたワインには心躍るのは正直なところでは。
これまた、たったの3haの区画ながらもマダムはここには一切の手持ちがございません。ですのでなお更彼女の手腕と言うか目利きの鋭さや約束には目を見張るものがあるのでは。上質な55ミリのロング・コルクにはトップのカビと浸透するワインの華やかな香りが混在し。いきなりのボーヌらしい熟したジャムのような濃密な果実香に支配されながらも嫌味のない酸が優しく後半を支え、正にエレガンスの極みで。一体、誰が作ったボトルなのか何時も彼女のラベルのワインにはそんな興味は尽きず。
ちなみにブルゴーニュ・ルージュながら彼女の’90が数本手に入り。ニコラ・ポテルのこのラインも中々のものでしたがマダムのブルゴーニュ・ルロワと記載されたこの銘柄にも興味が。R