Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

お誕生日・・・・・

本日も週3のジム通いを疲労困憊の昨夜もございましたが。家族全員が出払っている午前中は異常に静かでもう少しベットにしがみ付いていたいのは本音ではありましたが。
で昨夜のビジネスにならないながらも二人宴会は
・Vougeot Les Cras’92 L’Heritier Guyot
・Bollinger R.D’73
・Taittinger Comtes de Chapmagne’73
前半から意外に動きはございましたが、何よりも心配をしておりましたムッシュの就職が決まられたのには安心いたしました。何しろ新婚さんですからね、で貯まっておりました売り掛けが解消していただけこれも若奥様の厳しいお一言があられたのは事実でしょう。流石。
でいつものムッシュは手持ちのダギュノーのアンシャイユ’92と供にお近くのクラブさんへと出られ。
横では何事もなかったように、ヴュージョのプルミエが。奇しくも同じく’92ヴィンテージながらもそれぞれの良さは感じられましたが、グラン・クリュにはなれなかったレクラはやはりそれ相応のポテンシャルを。
そして深夜には以前の部下の寺林ソムリエが。お預かりしていた同級生の彼の’73のエール・デェーを。これまた微妙なのですが、どうやら今宵は彼のお誕生日らしく幾分恐い気持ちもございましたが、このボトルは私と飲みたいとのことでしたので。で結局そんなことを言われると仕方ないので同格のコントの’73をあけてしまい。まるで嘗て毎晩行われていたことを思い出す宴会のようでしたが。
個人的な感想はRDは、当然のように泡はほぼ消えうせランシオの香りがはっきりと漂い熟成したアモンティリャードのアーモンドのニュアンスは想像通りで。これはこれでやはり好みの味わいなのですが、今宵は伯爵に軍配が。ブラン・ド・ブランの’70年代のものは良く考えればサロン’71などはありましたがそれ程機会はあまり無かったような。で今回の1本は異常なくらいに元気に泡立ちRDとは比べ物にならないほどのクリーンな色調で香りにもまだまだ若さすら、ですがアタックとアフターの味わいの幅の広さは広大で一口の中に若い味わいから熟成したモンラッシェの奥深い味わいまでが凝縮されておりここ数年でもまれに見る極上の1本だったような。
色気も全く無い状況ながら、当然のようにシガーの本数だけは増えてしまい。36歳おめでとう。R