Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

つづき

香りの拡がり方はラフォンのような、セクシーさはないものの口に含んで後半の余韻に繋がる香りはやはりモカなのですが何よりも彼から連想させられる酸の美しさが何とも緻密に。正直、今宵個人的には最上の1本だったのでは。
でマダムにはこちらが何よりもの2本分のハーランのマグナム。もう、何度も何度もお飲みいただいておりますがやはりお好みには期待を裏切らず。価格もそうなのですが、彼らのマグナムは一段とスタイリッシュな長身でカウンター上では威圧感以上の何ものでも。それでも香りの出し方などは、本当に上手なカリフォルニア最高のカベルネ・ソーヴィニヨン
でそんな香りに釣られるようなワインラヴァーは、今宵も。’80のシャンパーニュはあとはドン・ペリニヨンのみになりましたが、今月はバースデイですな・・・・・。
ランソンも熟成したヴィンテージは、流石でしょう。やはり時の遷ろいは何事にも変えられない極上のブーケを。
すみません、お勧めさせていただいた2本とも消費していただき個人的には相性はイマイチのラモネもこのヴィンテージは逆に興味深い香りを讃えており。本当にシャンパーニュと白には驚かされるボトルがまだまだ。
その間と言うか今宵は流石に他のゲストも。うーん、やや問題はあったかもしれませんがサシカイアを。まあ、会話の範囲では問題なさそうなお話しぶりの・・・・。若さのほうがたつ感じでしたが、やはりピュアな果実香が中心で晴れ渡るトスカーナの風景を。ただ、ぼちぼち店内に紫煙を上げたい衝動に。
同業者のムッシュは、久々に。今宵はお強く最終はもうギブ・アップをこちらより。すみません、お話の意味合いも良く良く理解はしておりましたがまお互い元気で何よりでしたので。
でドミニク’87、さすがと言うか右岸で選ぶべき価格と品質に見合う1本をリストから見つけれる辺りが。メルローの上質なほろ苦さに、まったりとした芳醇な甘みが絡み合う通好みの1本。
〆はイケムにて。何て贅沢な何て値切られたような!まあ、こちらの提案でもありましたので。こちらもまだまだ若い偉大な貴腐は、まま今宵の手助けをしてくれた堀江さんのヴィンテージ’86のご褒美でもあり。何せ今月はラターシュ’86を飲み損ねた彼女ですから。
8月の〆を飾る数々の極上に改めて皆様に感謝いたします。

           Sommelier R.Imamura