Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

白なのでしょう

自宅玄関の薔薇の急激な成長に本日はホームセンターにて支柱を。例年ながらの青虫との戦いは未だ変わりませんが春に咲き乱れる優雅な香りを堪能したく一年を費やすのが。それにしても裏庭の薔薇には今年は害虫は来ません。品種の問題なのでしょうか?その代わり野良猫の被害には変わらず苦しんでおりますが。
さて、昨夜の超閑散なワインバーは
・Delamotte Blanc de Blancs’96
・”R”de Rieussec’88 
・Wehlener Sonnenuhr Auslese’94 Joh.Jos.Prum
8月が本格的に感じられる週初めではありますが、7月とは打って変わってスローなスタートで。まあ、それなりにリストの整理やワインの棚卸しなど一人で抱える仕事は膨大にございますので。
ですが、あのムッシュは今宵も飲み友達とは失礼ですが早めの時間のお楽しみを。
体調の不調を訴えられながらも流石の飲み込みでした、お好みのデュラモットは’96も残り僅かそろそろセラーでのエージングに回して’99を使用していこうかと考えさせられます。特にこの’96は嘗てはグラスでも使用可能なアイテムでしたが、短期的に’97にヴィンテージ・チェンジが為され如何に’96の芳醇さを感じさせられたかと言うのが印象深く。いつか熟成によりサロンと見まがう味わいには成らないかな?
ボルドーならば個人的には季節もあるかもしれませんが、白が心地良く。ロートシルトの仕込むこのリューセックの辛口の’88は今では稀少な存在かもしれません。あまりにも早飲みされすぎてしまう白の偉大な銘柄が多い中、リストの補充も中々大変で。
赤同様、この造り手のフィロソフィーのようにこの白も香りには湧き上がる複雑さがございますが、味わいには幾分穏やかさが。先日のドメーヌ・ド・ラ・シュヴァリエ’89のこってりとしたグラーヴにはややスタイルの違いが顕著ではあるもののこれはこれで。
でご近所のクラブさんをご紹介しママさんのお迎えで一次会は事無きを。その後1時間ほどですかね?お戻りの際にリストランテ・オルトさんの谷村シェフのパスタのお届けに結局もう1本を。
お強いムッシュではありますがこちらも私のリストからは貴重な日時計?でしたっけ。アウスレーゼの貴腐とはまた異なる繊細な甘みは今宵の〆に。それにしても最近ドイツの上質なオファーが少ないな・・・・。R