Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

失礼ばかりで

京都の四条通りや烏丸界隈は祇園祭気分一色のようで。本日の出勤時には浴衣姿の女性陣の艶やかさに涼も感じられましたが、何とも蒸し暑く。宵山の晩は如何なものかと。
さて、昨夜は前半すみません顧客でもある取引先様のご好意で谷村くんのリストランテ・オルトさんへディナーを。でしたので21:00からの営業ではありましたが後半も実際は1:00まで持たなかったような・・・・・・。お電話をいただきました方々には非常に申し訳ございませんでした。
・Clos des Lambrays’97 Lambrays
・Beaune Graves Vigne de L’Enfant Jesus’85 Bouchard Pere & Fils
個人的にコレクションをしていたイタリア・ワインをリストに含ませている谷村シェフですが、個人的にもフランスと言うカテゴリーを度外視して見つめるととても楽しいバランスで。価格帯が少し飛んでしまいますが¥30,000−を覚悟されると素晴らしい銘柄の偉大なヴィンテージが。市場価格からしてもお買い得で、欲を言えばもう数年の熟成が経れば退廃的な・・・。
スプマンテからマルゼミーノの白だからヴェネチアでったでしょうか?シチリアのファロ’96にポリツィアーノのスタンツェ’98。最終は’94のペルゴルトルテを。7名で5本なのでそんなものでしょうが戦力外通告がお三方おられましたので一人1本の計算ですね。
印象はファロの土着の香りの面白みとポリツィアーノの’98ながらもこ慣れた味わいとボルドーにも共通するエレガンスに流石の一言でしたが。
でお人でごった返す御池通りの中相変わらずの車の列に飛び込むムッシュにひきづられてタクシーさんにて。
落ち着いた味わいをやはりブルゴーニュには求めます。出来ればストックを少ししてあげたい、ですが今既に華やかさを満開のランブレイ’97。
キリストの子の’85はぐっと複雑さを表現し嘗てのブシャールの難しさなど記憶から消えてしまうほどのバランスの良いピノノワールの緻密な酸はやはり偉大な’85には見て取れ。
それ以降はあまり覚えていない・・・・・・・・。

            Sommelier R.Imamura