Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

神様

久々に休日を時間に追われなくてもすむ、ゆっくりとした動きを。お昼からは近鉄の桃山にて子供の遊び場のような複合施設へ。普段はほとんど足を踏み入れないこの山をひとつ越えたエリアではありますが、都市開発は様々なところで進んでいるのだなと。まだまだこれから沢山の住宅も建ちそうな印象でしたが、ドライブがてらの新たな発見等は休日の楽しみのひとつでしょう。
さて、やや色々考えなければならない週末の晩でしたが極上のブルゴーニュに救われるような
・Clos de la Roche’98 Pierre Amiot
・Meursault Clos des Perrieres’95 Albert Grivault
・Morey Saint Denis’98 Dujac 365ml
・Gaia & Rey’01 Gaja 365ml
・Dom Perignon’92 Moet et Chandon
・Nuits Saint Georges’92 Henri Jayer
かなり久々のドクターでしたね。ペトリュースなどの宴会の晩は忘れられませんが今宵はご接待にて上手い選択を。狼の村のグラン・クリュはどうしても南北の人気のアペラシオンに挟まれマイナーなイメージも。ただ、デュジャック共々、評価を挙げる牽引者のひとりピエール・アミオ。やっと10年ですが赤の’98は力強さの中にも早い段階から纏まりを感じさせるヴィンテージかと。引き際もスマートなこちらのムッシュ、まあ周囲の状況にも敏感で。
公約通りの立て続けのお越しに感謝いたします。ただ、狭い祇園街を感じざる負えないのも事実で。
クロ・ド・ペリエール。”ド”が入るだけであのクロに囲まれた美しい畑を思い出さずにはいられません。’95が最後の手持ちに為っておりましたがまた探さねば。そんな気持ちを一段と高ぶらせてくれる柑橘系の味わいと熟れた熟成感と樽に由来されるバランスにペリエールの最もお買い得な最上の1本では。
流れで兼ね合いの有られる方のお越しをお待ちになられると言う理由も含ませながらのハーフ2本のプラスでした。当然ながらも時間潰しとは、言えない上質で特別な2本ながらもハーフの物理的なあっという間の儚さが。
でお越しに為られたムッシュは、今宵はマダムと。今年2本目ですね、こちらのご夫婦は神様を。 つづく