Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

穏やかながら

年とともにウエストのサイズの拡張と色々な意味での体力の低下は否めず。お恥ずかしながら36歳になりました、休日は家族とお誕生会と言うかケーキとお食事、そしてシャンパーニュでしたが。ドイツ料理でしたっけ?豚肉料理は大ぶりな無水鍋があけられた瞬間に、ああ今夜くらいはシャンパーニュを夫婦で開けるのも悪くはないかと。
ただ、基本的には肯定的な意見を中心にすべき立場ではありますがエグリ・ウーリエのグラン・クリュ’99は早かったのかな?ミネラル感が中心で香りは中々ながらも優美さには残念ながら・・・。結婚から10年を経てこの’99ヴィンテージはぼちぼちの段階ですが、それを考えれば以前のボランジェのグランダネ’99はやはり素晴らしかった。
さて、先週末の土曜日は
・Chambertin’86 Louis Remy
・Gevrey Chambertin’74 Armand Rousseau
・Meursault Perrieres’99 Albert Grivault
・Chateau La Pointe’82 Pomerol
忘れてました、お引取りの’86を。まあ、なんなとこの辺りのヴィンテージはございますが、値ごろ感のルイ・レミーはシャンベルタンすら近づき易く。
お問い合わせが有った1本でしたが、今月のお勧めのブルゴーニュは全滅に。可能な限りお待ちしましたが・・・・。ただ、やはり’74は進んでおりました。ご理解の有られるドクターで正解でしたが、まあ村名だしな。個人的にはこのややひねた香りが美しくも。
そうですよね、芸妓さんの白塗りのお姿はとにかく目立つでしょう。お顔見知りの方同士だったので結果ご一緒に為られましたが、やや追いかけるようなご入店のようで。
クロの付かないペリエールではありますが、この’99も良くなって来ております。トロリとしたふくよかな甘みに幸せな感覚を。個人的な思い募るアウヴェール・グリヴォーはいつも期待を裏切らず。
’82をお届けするのにこのラ・ポアントは何ともお値打ちで。メルローの熟れたジャム感が普段は白とシャンパーニュだけのお姉さんの心も開放へと。まあ、’82と言うのと正直それでも機会はそれほどでもなのではないでしょうか?
そんな形でしたので来月の特集は、少しブルゴーニュの赤のウエイトを増やします。
三澤さんのご冥福を。Sommelier R.Imamura