Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

満遍なく

半年持ちませんでしたか・・・。1Fのテナントに鍋料理さんが入られていたのですが、同時経営の5Fのカラオケ屋さんと合わせて撤退の模様です。
お入りになられる時は、以前の料理人の別室のようになってしまっておりましたので随分手間は取らせてしまいましたが出られるときはそんなものなのでしょうか?何の挨拶もなく。
残念ではありますが、やはり間口の問題もありますので中々ご新規では難しいでしょうが。ああ、また少しテナントで分け合う光熱費がお高くなってしまうような気が。
さて、意外に動きが見られた昨夜のグラン・ヴァンは
・Crozes Ermitage Les Varonniers’99 M.Chapoutier
・Chateau de Marbuzet’81 St estephe
・Sena’95 Mondavi & Chadwick
・Chateau Mouton Rothschild’94 Pauillac
・Puligny Montrachet’96 Leflave
21:00過ぎからのいつものドクターのお越しは、珍しく早すぎるお時間に。まあ、偶にはこんな時間のやや真面目な日もよろしいのでは。
シャプティエのクローズ・エルミタージュ、何時もながらこじんまりとするクローズですが彼の仕込むものはどれも噛めるほどのジャム感が。
サンテステフはここまで熟成しておりましても、タンニンの質感ががっちりと未だ活き活きと若さをも。
最終はチリのオーパスとでも言いますか。セーニャは忘れていかれているのでしょうか?全体的に荒い感じはそぎ落とされしなやかさの中に典型的な豊満な果実味が。
今宵もお二人はムートンを。時間とここ数日の飲酒量の為かセーブの感覚も”安いムートンを!”とのご支持は理解が難しく。まあ唯一の’90年代の’94が正解でしょう。これもまた若いながらも15年の熟成か。贅沢な。
ルフレーブ、素晴らしい造り手です。ピュリニーとは言え’96の熟成感は香りが既に開いており。ただ、まだまだ酸が硬く。トランスバージュで味わいはトロリと為るはずですが。お連れになられたムッシュは、オルトの谷村くんともお知り合いのシェフさんだったようで流石に腰の低い感じの。ただ、お連れのマダムは素敵な方のようでしたがワインのお勉強中のようでしたが、途中でミント系統のガムか何かをお召し上がりに・・・・。R