Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ピカソ、昇格、’73

雨の本日のお昼は、やっとミニが車検から。合わせて半年以上前の事故のフロント周りの修理を。それにしても職人さんの技術の素晴らしさには脱帽です。パーツを変えることなく、何事も無かったかのようにピカピカに仕上げ塗装まで何の違和感も無く。トライアンフもそうなのですが、少しづつでも手を掛けてあげることでまた愛着は沸くものです。無事故、無違反を心がけましょう。
さて、予想通りの閑散とした昨夜の魔の月曜日は
・Chateau Mouton Rothschild’73 Pauillac
・Chateau de Malle’70 Sauternes
華々しい先週末から考えるとおそらく・・・・。そんな予感は的中でしたが、昨夜は意外な祇園街のしがらみか。
まだ、ぶどうの蔵でサラリーマンをさせていただいていたころのオーナーさんは幾らか手広くビジネスをされており。場所がらご他聞に漏れずクラブさんもされており。時が経つと供にお姉さん方は、色々な事情でこの町からも離れていかれる方も多いのですが男性陣は意外にこの界隈からそして色商売からは離れられない方が多いもので。
お店を転々とされながらも久々のご連絡にお店を仕切られるお立場へと。今宵のご依頼はシャトー・ムートン・ロートシルト。ご自身のお店で’94のムートンを扱われた直後の様子で、これがクレームの対象に為られて。未だに元気な’94の問題など想像出来ませんでしたが、私の手持ちは’00’94’87’85’82’77’73’64で。
兼ね合いもございましたのと状況も許された為、お近くのお店まで。結局、お席におられたのは私をもご利用いただく顧客のお一人で結局狭い祇園街の現状をひしひしと。
以前からのお供される姉さんもチーママさんに為られ集められるエチケットのコレクションにまだ含まれないピカソを。ただ、’94の問題点が解決されてなかったのでこのストーリー先行の酒質がそこそこの’73には心配もございましたが、コルクの状態も完璧な理解に及ぶ大満足な記念すべき昇格のヴィンテージ。
それにしても私のお店では¥50,000−くらいのワインを飲まれるのですが今回はこちらのクラブさんでのムートン’73はx4くらいのお支払いを。’94をx2くらいでお飲みのようでしたので不景気を介さないムッシュでは・・・・・・。
Sommelier R.Imamura