Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

こちらもフレッシャーズ

4月の最初の休日は、長男”青龍くん”の小学校の入学式を控えて私の父のみ桜の花見もかねての広島から。在り来たりですが、久々の父との晩酌は蟹を。何時もながらお店の方々には躾の行き届かない我が息子達の傍若無人ぶりを申し訳なく。
その後の自宅ではシャンパーニュでゆっくりと。お恥ずかしながら初めてのテイスティングになりました、あのスペードのエースをボトルにあしらったある種品の無いやりすぎのベッカムさんたちのセレブ御用達らしいアルマンド・ブリニャック。お味はデザインほどのこれでもか!ではないのですが意外に品の良い柔らかい酸が後を引く爽やかな1本。うーん、トランプで神経垂迹を長男にせがまれたので微妙なひと時ではありましたが。まあ、我が家らしい庶民的な時間では。
さて、先週末の土曜日は
・Chateau L’Enclos’75 Pomerol 1500ml
期待する桜のこの時期ながらも中々伸びがございません、この晩も最初のゲストからが続かず。で深夜2:00からの本番のような、難しい振り回されるような。お一組の祇園の手強い方にペースは乱れてしまい、そこからの13名様のドクターが。
こちらも歓迎会でしたね、ありがとうございます。それにしてもこの時間までフレッシャーズの皆さんも素晴らしいですね、お付き合いされておられるので。こちらの先生に引きずっておられるのですから。これからも一段と大変でしょうが・・・・。
で、やはりマグナムですね。西村さんから強烈なオファーでしぶしぶな1本でしたが、まあ私には需要がございますので良しとしましょう。
ポムロールの優良なシャトーながらも存じておりませんでした、確かにパーカーさんのガイドブックにも知られざるシャトーの記載が。そして’75は89ポイントの数字が売りではあるようでしたが、個人的には十分すぎるくらいのリッチで芳醇な甘みがメルローのらしさを。
ですがやはりフレッシャーズの皆様との会話にはいつもとはやや異なる世界観が。
まあ、我が子と一緒にしては失礼ですが新たな世界でまた素晴らしい可能性を開花していただければ。
青龍は明日早起きできるのだろうか?

            Sommelier R.imamura