Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

本日は久々のジムにて汗を流しに。相変わらず体重は変わらない数字に効果には疑問視もございますが、脚力と言うか自転車をこぐ力は以前より。まあ、マシンの数値を鵜呑みには出来ないのですが30分で370キロカロリーまで消費出来ているようですので負荷の掛け方も変わりまして。
それでもご飯が美味しく、食べ過ぎてしまうのは問題かと。
さて、中盤以降のゆっくりと過ぎる昨晩は
・Meursault Les Genevrieres’99 Vincent Girardin
・Chateau La Louviere’94 Graves
4月の都をどりを控えてお稽古に忙しい芸妓さんは、やはり白しかお飲みになられず。シャンパーニュも飲まれるのですが、どちらさまでも赤をいただけれているのでしょうし私のお店では白をおっしゃられるのもよくよく解かります。
ここのところ何となくゴージャスなモンラッシェを抜栓しているような気がしますので久々なムルソーかな?と。
ヴァンサン・ジラルダンの仕上げるワインはどれも早くから楽しめモダンでありながら豊満な果実味を印象付け、その上で酸の美しさには定評がある中々の気鋭なドメーヌでは。
個人的には枯れたニュアンスが欲しい好みではありますので全てがOKではない気もしますが、価格やニュー・ワールドのとろけるようなヴォリューム感を持ちえるシャルドネに対抗する現実的なワインとしては意味があるかと。
こちらも久々のムッシュでした、アンドレ・リュルトンの造るラ・ルヴィエールは今月のお勧めでも。ただ、’93を切らしてしまい今宵は’94に。
細かくは異なるのでしょうが、乱暴かもしれませんがこのクラスの’93と’94ではそれほどの差異は感じ取り難いかも。事実、官能の部分でもかなり似通ったコメントが為されるかと。
開けたては生肉の香りが少し違和感を放ちますが、徐々に落ち着いたクレームド・カシスの想定通りの香りへと。その後の萎れた薔薇のブーケへはボルドーの多彩な複雑さを上手に表現するぐらーヴの逸品。

ああ、そうだ。白といえばモンラッシェの入荷が1本、極上のルフレーヴのビアンヴィニュ・バタールの’80が。以前、扱う機会のあったこの1本は価格も中々ですが味わいは正にモカのニュアンス豊かな極上の白かと。

           Sommelier R.Imamura