Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

魔の

それにしても鮮度が問われる食材は、特に魚介類の仕入れは悩ましく。足の速さにもまして購入時につい個人的のも本日のおかずにと余計に手が伸びてしまうのもお恥ずかしい限りです。
お昼間のお買い物は危険かと・・・・。
さて、昨夜の月曜日は魔の週明けと言うのに相応しく。お近くのバーのマスターも定休日を月曜に定められたのにも頷けます。
閑散とした中に変わられないムッシュのブルーチーズと巣蜂蜜の組み合わせに至福のひと時を過ごされるお姿を横目に見ながらもまあこんな晩もありますかとデスク・ワークに励む晩になりました。
後半にも相変わらずのデリカシーが・・・の料理人さんも有られたのですがしばしのお相手で・・・・・。

えと、ところでご依頼のワインの入荷が。ご夫婦でのご利用の方への1本なのですが
・Chateau Lagrange’83 St Julien
メドックに格付け3級の今やサントリーさんの努力の成果の実る中々の品質のシャトー・ラグランジュ
そんなストーリーにも惹かれてか、ムッシュは幾つかのヴィンテージを楽しまれエチケットもファイルさせていただき。
そんな中でもこの’83は丁度このサントリーさんが反日感情もまだまだ厳しい中に購入に成功したストーリー溢れるヴィンテージ。アルコール・メーカーの中でも巨大なこちらとてこの時代では中々グラン・クリュのこのシャトーの買収にはラッキーな展開も付きまとったようですが、最初はクリュ・ブルジョアを視野に入れておられたようで。
結局、ボルドーのグラン・ヴァンでも最大クラスの100haほどの畑を荒れきった管理の中から再生させた功労者かと。
ですので正直このヴィンテージのボトルの中身はいささかもろ手を挙げてとは行きませんが、個人的には何度かテイスティングの機会はございましたがそれほど悪くも無く。ただ、職業柄良い部分を見出す立場かと思いますので”悪くはない”との表現でご理解いただきましょう。
お取り置きしておきます。
そして今しがたのお電話にてのご依頼は、
・Chateau Calon Segur’88 St Estephe
意味深な男性からのご依頼でしたが、残念ながら手持ちに’88は無く’85’89’90などはありながらも再度自宅のセラーを確認いたしましょう。また、お探しさせていただくつもりにて。
うーん、お相手は二十歳ですか・・・・・・・。 R