Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

おそらく最も美しい

本日は出勤時に恐る恐る。運ばせていただいたのはカリフォルニアの最高価格を打ち出す”スクリーミング・イーグル”の’98。恐ろしいほどの仕入原価は嫁にネット市場の価格を調べてもらうものの一般サラリーマンさんの月給をひと蹴り、と言うところでしょう。
明日のご来店がかなうなればお楽しみいただける可能性も。
さて、大荒れに荒れた先週末の土曜の素晴らしいワイン達を。
・Chassagne Montrachet Les Cailloret’97 Guy Amiot
・Cabernet Sauvignon Artist Shiries’92 Kenwood
・Harlan Estate’00
・Cabernet Sauvignon Artiet Shiries’94 Kenwood
・Chartogne Taillet Brut’99
・Chateau La Tour Blancet’98 Sauternes
・Chateau Leoville Las Cases’87 St julien
前半からカウンターの全てを眼、歯、外科、婦人のドクター方に占拠していただく形のまさに私の最大の顧客の職種を表現する晩でした。
先週に引き続きこちらのムッシュは、白のお好みにお勧めを。やや、酸のボリュームの強いギ・アミオは極上な造り手だけにトランスバージュは必須かと。
今年も感謝の気持ちを大きくお伝えしたいです、個人的におそらく最も美しいエチケットだと思われるカリフォルニアのハーラン・エステイト。もう、何本目でしょうか?お楽しみいただけたのは。変わらないモダンなスタイルに完成美もまたカベルネ・ソーヴィニヨンの目指す姿でしょう。
順序は逆になりましたが、これもまた素晴らしく楽しい顔を持つワインをカリフォルニアから2本。計3本の今宵はありがたい限りですがケンウッドのアーティスト・シリーズ・カベルネはムートンのように毎年エチケットを画家に依頼するもの。’92はピエロの顔が。’94は20周年記念の裸婦像が描かれどちらも愛らしい楽しいものですがワインの味わいは正にパワフルなカリフォルニアの強靭さを。
20日のご常連さんはご結婚を控えられながらも今宵はシャンパーニュを。’99のシャルトーニュ・タイエはクリーミーな質感に滑らかな酸を兼ね備えた上質なキュヴェかと。 つづき