Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

動きが

何とも不思議なものですが、極上のグラン・ヴァンが動く日は決まって集中するもので。
・Hermitage La Chapelle’95 Paul Jaboulet
・Ornellaia’91 Tenuta de la Ornellaia
・Chateau Gaillard’76 St Emilion
・Taittinger Comtes de Champagne Blanc de Blancs’95 
・Barbaresco Sori Tildin’81 Gaja
・Gevrey Chambertin’87 Favelay
・Clos de la Roche’81 Louis Remy
連日の海外のゲストは今宵はご紹介者のムッシュを伴われ。前日とは微妙に価格帯が異なる銘柄に意図はあったのでしょうか?何れにしてもお好みの傾向はやはり。
やや、若さは否めませんがジャブレのシャペルはフルーツのコンフィのようにネチッとした甘みがふくよかで妖艶な香りに満たされる素晴らしい1本。
2本目はトスカーナの特別なオルネライア。’91は飲み頃に達しつつも太陽の暖かさ溢れるピュアなボルゲリ。
’76のお値打ち品のガイロー。結局、後に続かれるムッシュとは専門が同じくされるムッシュとの兼ね合いでお話には華が。ただ、マダムの霊感にだけは微妙なものが。
茨城からのドクターは久しぶりで。聞けばご結婚をこの間。驚かされながらも失礼ながらも男性の思考をお持ちで安心しましたが。
伯爵のシャンパーニュは、まだ若いもののこれもまたブラン・ド・ブランの極上の1本。ほろ苦いアーモンドのような味わいに心は少し落ち着かされ。
ソリ・ティルディン、シングル・ヴィンヤードの特別なガヤの熟成はやはり裏切るはずが無く。長すぎるほどのコルクにも浸透の赤い染みは大半を。何時どんな時でもヴァイオレットの香りに満たされる恋に落ちる1本。
お財布事件も解決の目処は無く。そんなムッシュは変わらずお強く。エレガントなフェヴレイのジュヴレは’87が飲み頃に。
ルイ・レミーの古酒もグラン・クリュは流石の芳香を。モレの鮮やかな果実味に圧倒されながらもブルゴーニュの’81は珍しく稀少な1本。
うーん、勢いがございましたがかなり酔いました。週末は如何なものなのでしょう・・・・・。

             Sommelier R.Imamura