Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

この時期は

今年の出来はどうなのでしょうか?毎年、社交辞令の如くボージョレ・ヌーヴォーのお話は。
今宵の深夜0:00が解禁なので西村さんの手でお届けいただきました。実際、ほんの少しくらいならフライングも可能なのでしょうが立場上お時間は守るべきと厳しくご指導いただいた記憶がございます。まあ、正直そんなに急いだところで想定の範囲内の味わいであることは皆様も。
今年は今までのピエール・フェローさんの5L樽から浮気をしてしまい、ルイジャドのダブルマグナムに変更を。ブルゴーニュの3Lはボルドーのズングリとした愛らしい形よりも背が高くやや厳しさすら。
何れにしてもお開けしなければワインの味わいは表現できません。今夜を楽しみに。ただ、ヌーヴォーの人気にも随分陰りがあるような・・・・。
さて、昨夜はこれまた耐えの晩に。連日のタルボの’93は、気分の問題でしょうか?前日のボトルよりも力強くこしのある酒質に先月のハーランの持ち出しのマダムは後半落ちかけておられましたが。
・Chateau Calon Segur’61 365ml St Estephe
今宵の極上は残念ながら出張での1本で。5分ほどですかね?お近くのクラブさんにていつものムッシュはお飲みに。かなりポジティブなヴィンテージの’61ですが熟成も含めてハーフなのも扱う側には用心してしまう1本かと。ただ、私とこちらのムッシュは先日試させていただいているのでこのハートの状態が素晴らしいことは経験済みで。
今宵はこちらのママさんのバースデイらしく先にローザン・セグラ’96をお飲みのようで。前日の’94とは比べ物に為らないほど充実した味わいにヴィンテージの差をまざまざと感じさせられ。
いやー、クラブさんでもこのクラスの纏まりのあるワインを飲まれているのはある種の脅威かと。逆にレストランさんやワインバーでもお持ちでなかったりソムリエ顔負けのお見せかもしれませんが・・・・・・。
うーん、それにしても体調を崩してしまいました。そお言えばこのヌーヴォー解禁の時期は一昨年などはお恥ずかしいながらもウイルスで寝込んだ記憶もございます。今宵、最後まで頑張りますが。

              Sommelier R.Imamura