お顔の腫れも完治されたムッシュは、今宵もブルゴーニュを。以前は本当にカリフォルニアのカベルネ・ベースのものしか飲まれなかったのが本当に不思議なくらい。
この時代のジャック・プリウールは確かに今宵はややネガティブな部分も。ただ、やはり’88はまだ幾分早さも感じさせるのでそこに尽きてしまうかも。
ヴォルネイらしいグチッとしたジャムのような甘さは、求めている味わいであり香りに華やぎはやや欠けるものの後半の余韻の艶やかさにプルミエの実力が見て取れます。
まあ、相変わらずご機嫌様でマダムと飲まれているところからしても十分だったのでしょう。いつも通りの反応と最後のグラッパまで行かれていたので。
Sommelier R.Imamura