Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

甘口の

雨混じりの空が、穏やかに落ち着いた頃昨日の休日は長男の青龍と祇園から自転車で自宅まで。嫁からは本当に気をつけて見てあげないと危ないからと釘を刺されておりましたが、途中根を上げそうになりながらもご褒美のアイスクリームの為に頑張りきっておりました。
そんなことで実は1Fにテナントが入られるようで。どうやら鍋もの屋さんらしく、それで置きっ放しの自転車の撤去が目的で。
さて、ギリギリの状況を過ごした先週末の土曜は。
・Rheingau Riesling Qualitatswein’06 Robert Weil
・Chateau Coutet’94 Sauternes−Barsac
動きは幾分穏やかながらもありがたいゲストの皆様で。今宵ほとんどの方がグラスでの晩になりましたが、ある意味土曜日は開いているグラス・アイテムを使いきりたいのも正直なところで。個人的には、中々お好みを捉えることが出来かねているドクターに気にいっていただけたアンリ・ボノーのヴァン・ド・ターブルの華やかさがやはり。ただ、おそらく次回はまた異なる印象を述べられるドクターなだけに嗜好品の難しさを。
それと、今夜は意外に女性のゲストが多くその為もあってか甘口の白が。
ドイツの特別な造り手のロバート・ヴァイル、ランクの高いものはもう高嶺の花ではあるもののこのラインのものはお利口な淡い薄甘口で近づきやすく。アルコール度も10%程で、正にあまりお強くない女性にはお勧めの1本。カクテルをお飲みになられるのにワインはどうも、と言う方にでも。ただ、最近は女性のほうがお強い方は多いのでは?
こちらは貴腐ですね。かなり本格的なトロリとした甘みを感じられます、そして’95と言う熟成感もまた甘美で濃密な味わいに拍車をかけますが正直これがグラスで使えるのもあと半年ぐらいかな?私自身やはり熟成と言う科学変化を経た味わいが好みでありソーテルヌの力強い甘みとバックボーンに隠された酸の強さはやはり時とともにその姿を洗練させます。2ケースを買い込んだこの’95もそろそろ自宅の地下セラーからも本数の状況が見てとれるようになってきました・・・・・・。
さて、10月の最終の週です。滑り込みでご利用いただける皆様を心よりお待ちしております。

              Sommelier R.Imamura