Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

辛うじて

危ないところでした、週末の金曜日なのに仕事をしないでどうするのでしょうか?ぐらいの雰囲気が流れてしまい。辛うじて22:00を過ぎてからの動きに救いがあり十分すぎるくらいの格好はつきましたが・・・・・。
・Salon Blanc de Blancs’96 
・Chateau Gloria’94 St Julien
・Harlan Estate’00
この3本で私共くらいのサイズでしたら十分過ぎる位。
ようやくお越しになられたマダムはご結婚されてから3ヶ月めにやっと。ご主人はしばしばご利用はありましたが、マダムは一段とスリムになられてセレブ感を漂わせ。随分前からのお約束のテタンジェ・コレクション’78の再度のご利用はまたお預けになりましたが、若いヴィンテージのサロンをご所望でしたので個人的にも久しぶりでしたので。
中国市場の影響をこのシャンパーニュの唯一無二の存在サロンにまで影響が。特に’96の国内在庫の後半と続く’97の価格の急上昇にオールド・ヴィンテージも高嶺の花の状況はもう。この’96ですら最後の3本を西村さんにごり押しのように買わせていただきましたが現実はやはり彼の言う通りで。12年ですがやはりまだまだ若すぎシャルドネのタイトなニュアンスばかりが目立つキリリとした姿にムッシュが望んだ今宵のスタイルで。ああ、あと10年は必要かと。ご結婚10周年にまた。そう言えば我が家も来年で10年か・・・・。
いつもながら値切り交渉のひつような彼らに圧されながらも上質なサンジュリアンのブルジョアのグロリアは今宵も十分すぎるパフォーマンスを。’94はやはりしなやかでバランスの取れた味わい、ボルドーをいただく場合もこのくらいのスタイルならば十分に心穏やかに楽しめるような。
早くも年末対応のインデント・オファーが来ておりましたが、こう言ったクラスのワインが狙い目なのです。
こちらのマダムの最高のお気に入りはこのハーラン・エステイト。嘗てリッツ・カールトンさんで¥300,000−で飲んだ!と言うのが口癖ですが、遂に今年のお誕生日に彼と沖縄のホテルでのお持込が決まられました。幾分ディスカウントさせていただきましたが、まあこんな状況の晩でしたら手持ち2本のハーランは現金化への欲望を。
それにしてもこの手のビジネスは危険すぎるかと・・・・・。
   Sommelier R.Imamura