Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

カリフォルニア

琵琶湖への水遊びと宇治川の花火と家族サービスながら一日中ミニのハンドルを握っていたような休日を。また本日も午前中から早めのお盆のお墓参りに汗だくになりながら。カーナビのテレビでタイムリーな北島選手の金メダルに一時運転が疎かになりながらも・・・・・。
そんな夏真っ盛りの先週の週末はカリフォルニアの最高峰からボルドー右岸の通好みにシャトーへと。
・Harlan Estate’00
・Coup de Foudre’05
・Tapanappa Cabernet Shiraz’03 Bollinger & Lyunch Bages
・Volnay’98 Hospices de Beaune Cuvee Blondeau
・Chateau Figeac’79 St Emilion
・Krug Grande Cuvee
カリフォルニア・ワインに対して強く憧れを抱かせてくれた最大の銘柄。まだまだ若い頃、このエチケットに描かれる女神が葡萄の房を摘みあげる様子が描かれた非常に美しいデザインに一目ぼれをしたのを覚えております。ただ、そのころから価格は異常に高額で中々手が出せなかったことも。
今回の’00は彼等の中ではやや落ち着いた作柄になるようですが、個人的にはそんな感覚は無く逆にバランスの取れた質感と特有のゴージャスな香りに圧倒されるもので。現状のヴィンテージも決してお安くはならない中で、今飲み頃に近い特別は幾分だけお安くお届けできたのでは?
2本目もやはり”今宵は軽やかなもの”とはおっしゃられていたにも関わらず”一目ぼれ”と言う名のパワフルな出会いを。こちらもエチケットを2枚重ねてリリースされる特殊な造り手ですが、’05だけあり濃密なプルーンのコンフィを食べるように。ハーフ・ボトルのオスピスまで手を出されながらもひょんな出会いのマダムとお話に華が咲かれ3.5本目のタパナパまで。結局、ブルゴーニュ以外は濃厚にして上質なプレミアム・ニューワールドにて。落ち着いた時間帯だけに私も短めのシガーが2本、煙に巻かれていきました。
新婚のムッシュは、今宵は弁護士さんと。シャンパーニュとどうもサンテミリヨンが最近は。シュバル・ブランは奥様と。今回は”フィジャックはどうしてあんなに美味しくないの!”若干、聞き捨てならない台詞には出来る限りのお勧めを。 つづく