Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

シャンパーニュ、最高

何とも寂しく、大丈夫でしょうか?そんな昨夜で。後半にメートル・シガリエの彼の気を使われたご来店がありましたが、ここは最高級のシガーのプレゼントにお商売は成り立たず。ただただ、最後のムッシュに全てが注がれるまあそんな晩もありますな・・・・。
・Belle epoque’75 Perrier Joulet
・Cuvee Dom Perignon’85 Moet et Chandon
・Cuvee Dom Perignon’95 Moet et Chandon
聞いてはおりましたが、遂にご結婚されましたか。歴代のお連れの女性は見続けさせていただいておりましたが、私から見ても何一つ申し分ない奥様ではないかと。おめでとうございます。
今宵はご夫婦ではなく、従業員の皆様を。何とか飲ませたい!とのムッシュのリクエストにエミール・ガレからスタートしたのですが、確かに先日野飲み込んだ’73よりも進んだ印象が。ただ、このあたりのものに為りますと個体差も含めてヴィンテージも年数通りにはまいりませんで。決して不健全なものでは無くアモンティリャードのような香ばしい香りに今宵のピン・ポイントでは無かったようで・・・・。
それでは’80年代をシャンパーニュの代名詞は、グレート・ヴィンテージも相まり流石のバランスで。アーモンドとブリオッシュ、微かな蜂蜜のアロマに誘われるような絶妙なバランス感にご了承は問題なく。お料理を任されておられる従業員の方に是非飲ませたいとの今宵のご利用はありがたいかぎりで。
足りずに’95へと。通常は逆な感じもありますが、より清涼感を求められる3本目のご気分のようでしたので。また、比較対象としてのこちらでもあり。何とも贅沢な比較ですがそれもまた。’95は今年初めに試したものよりは幾分熟成も進んでおり酸も穏やかに溶け込みつつ。泡のあたりも滑らかでそろそろ飲み頃の感もいだきましたが。
燻らされるモンテクリストの優雅な紫煙を見つめながら、同い年の彼のバイタリティとビジネスのサイズの違いにいつも戸惑いながら。
今度は農業へも展開されるビジネスのお話に・・・・・・・。

            Sommelier R.Imamura