Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

お恥ずかしいのに

先週末の土曜日を振りかえり。お恥ずかしながら35回目の・・・・。今年も気を使われた方が少しだけおられ、もうええおっさんながらもお祝いいただけるのにはありがたく。いつも可愛げないコメントばかりですが、これも照れとお許しください。
・Gevrey Chambertin Les Cazetieres’78 Camille Giroud
・Bourgogne’78 Nicolas Potel
・Chardonnay’89 Robert Mondavi
・Chateau Saint Pierre Sevaistre’81 St Julien
・Perrier Jouet Fleur de Champagne Belle Epoque’73
お早い時間にお越しになられる辺りがドクターらしく、彼のお人柄を一段と。あのシャンベルタンの巨匠が仕込んだであろうと言われるこのカミーユ・ジルーのカズティエ。’78は期待がおのずと。なりに浸透具合は良好な感じのリコルクされた1本でしたが、私程度のソムリエなどよりかわよっぽどワインには精通されておられるムッシュなだけにこの1本はお互い多くを語らなくとも。そんな中にお開けしたニコラ・ポテルの格下げされたであろうブルゴーニュ・ルージュは理解したうえでの’78の本来の姿を見せ付けており。ただ、何とも和やかなカウンターのご常連の皆様に囲まれたシュチュエーションでカズティエの良さもそこはかとなく。あ、お鮨はやはり最高かと。
毎年、お考えいただくのにも頭が下がりますが愛想の無い私で。異常に落ちまくるコルク下4cmのモンダヴィシャルドネ。’89ですのでまだまだそんなことは有り得ないはずですが、仕方ない。まあ、これが美味しいのがまたワインの不思議なところですが。相変わらず女性お二人ながらもう1本のマルク・モレイのシャサーニュ・カイユレ’98までいかれるのも男前ですがスワロフスキーは自宅に少しコレクションを。
サン・ピエールは嘗ての名称で、エチケットも少しだけレアな気が。今回の1本は想定したよりも随分上質な熟成を。マダムとご一緒の際は出来る限り異なる切り口で楽しんでいただければこちらも気持ちが見える方だけに。
深夜にお疲れながらも気を使われたマダムには頭が下がります。今年も最上のヴィンテージ・シャンパーニュのグラスを傾けることが出来ありがとうございます。R