閏年の昨夜の29日は、週末の取りこぼしを痛感させられる晩でした。前半に順当と思いきや後半はどうにも。ソムリエの奥様のお越しに世間話に終始する過ごし方に。
・Bourgogne Rose’05 Drouhin Larose
実は個人的にはあまり好みのスタイルでは無い造り手で。ただ、透明のボトルに仕込まれたチェリー・ローズと言うかとても透き通る美しい色合いのロゼに一目ぼれと。通常、私どもではロゼの需要はかなり少なく。それでもバイ・ザ・グラスも含めて手持ちは必要で、これまではミクルスキの甘酸っぱいロゼを使用しておりましたがそんな一目ぼれでスポットで。基本的にはドライな味わいに、ほのかな甘みが溶け込んだ1本。どんなお料理にも疎外感がなく、オールマイティな使用が可能な印象で。
ところで頻繁に聞かれることなのですが、普段と言うかプライヴェートで飲むワインを尋ねられることが。何というか決まった銘柄などはありませんが、良く思うことなのですがどうしても私共のような仕事の場合休日が少なく月に4回ほどで年間50回あるかないか。そして人生70歳までだとしたら後35年で。休日のたびに外食など無理で年に10回でも大切な人達と過ごす素敵な時間が作れても35年x10で350回か・・・・・。そこまで考えるのもおかしいかもしれませんが、実際はそんなものかも。なので出来れば貴重な機会には上質なものを楽しみたい。無駄なお酒で過ごす必要は無いかと。職業柄ワインに関しては少し贅沢をしているかもしれませんが、それが自分への投資かと思われます。ですので、まあ一般の方は毎晩の晩酌の機会があられるでしょうし毎日グラン・ヴァンと言うわけにも行かないでしょうが大切な人と過ごされるときには出来れば普段より階段をひとつでも上がられたワインをお飲みいただくのも決して悪くはないのでは?それで記憶と言う思い出もまた刻まれるのならば・・・・・・・・。
Sommelier R.Imamura