Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

雪が多いですな

春らしさを感じながらも一転またもや、お見送りに1階まで降りると大粒の雪が。後半の閑散とした感じはやむ負えないかと。昨夜は中盤に費やされた晩でしょう。
・Les Tourelles de Longueville’88 Pauillac
・Rimouresq Cru Classe’01 Cotes de Provence
・Camus Napoleon Extra
祇園街でのお顔だしが、義務化されておられるかのようなムッシュはその解放からかお一人でのご利用が増えられ。今宵も不意なきっかけからでしょうがお食事を兼ねてボルドーを。セカンド・クラスとは言え熟成し飲み頃になりつつある伯爵は、今宵個人的な気分もありほろ苦くそしてタンニンの引き締まりもまた男性的な好感を。ジビエの季節のキジは既に食されたので、今宵定番ながらも子羊を。おそらくや教科書通りのマリアージュにしばしの楽しみを。久しぶりにボルドーにも魅かれる今宵でしたが。
はっきりとあまり馴染みの無いエリアでしょう。プロヴァンスの赤ワインは。リストにも幾つかは載せられてはいるのですが、ワインもレコードのようにラベルでこじつける場合も。”R”と大きく書かれたこのワイン、西村さんのセラーに転がっていたこのボトルを私がスルーする訳が無く。正しく気分だけながらもそれなりに充実した果実味にこなれたタンニンは、幾らかの熟成も相まり十分なものに。ロー・レンジのワインはもちろんテイスティングも大切ですがこんな気まぐれからも新たな出会いが有るもので。
今宵は、それほど酔われていないらしく。ただ、前回の記憶は全くの芸妓さんはご常連のムッシュを両手に。ボランジェ、シャサーニュ、ボーカイユを経て珍しくブランデーを。このカミュは個人的のお楽しみで、ある友人からのプレゼントで。その彼の父親のサイド・ボードにずっとずっと投げられていたかなり過酷な熟成を経たもので、しかも2年前に開けてバキュバンはしていたもののこれまた。でも、素晴らしい熟成を醸し出しており。バーテンダーさんたちが売れ残りを探される所以も良く良く理解出来る円みのあるデジィステフでは・・・・・。
             Sommelier R.Imamura