素晴らしいワインを飲み込ませていただく機会があり。
・Ｄｏｍ Ｐｅｒｉｇｎｏｎ’９５ Ｍｏｅｔ ｅｔ Ｃｈａｎｄｏｎ
・Ｃｒｉｓｔａｌ’８３ Ｌｏｕｉｓ Ｒｏｅｄｅｒｅｒ
・Ｂａｔａｒｄ Ｍｏｎｔｒａｃｈｅｔ’８３ Ｌｏｕｉｓ Ｌａｔｏｕｒ
・Ｅｃｈｅｚｅａｕｘ’８３ Ｃｈａｒｌｅｓ Ｖｉｅｇｎｏｔ
昨年の’９９の厳しいイメージがこびり付くシャンパーニュの代名詞は、この’９５は期待を裏切らず。ふくよかさとバランスのとれた酸の綺麗さが流石の一言ではありましたが、次の前座に甘んじてしまうのも仕方無く。
こちらも大晦日の’７７の極上の印象がどうしても・・・・。ただ、何事にも流れと言うものは重要で。一気に熟成の階段を昇り始めた感覚で上質な酵母の香りが楽しめ。もうひとつのシャンパーニュの代名詞。
今回のクライマックスはここでしょう。バタール、何とも艶かしく妖艶なブーケをいっぱいに閉じ込めバターのように濃密で味わい深い白の最上級。昨年も禿山は幾つか扱わせていただきましたが何ともいやらしい。
普段であればここもまた楽しく美味しいワインで、ただ今回は量の多さと先のワイン達のポテンシャルに圧されてしまい幾分分の悪さを感じてしまう特級畑。十分に熟成も重ねておりゆっくり香りを楽しめる今宵唯一の赤。それにしても個人的な好みもありましょうが、シャンパーニュと白にも特別なものが・・・・・・・・・・・。
Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ Ｒ．Ｉｍａｍｕｒａ
