Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

お席の選択を

昨夜は何となくメリハリの無い落ち着き過ぎた晩だったような。前半にお越しのムッシュは名古屋よりお世話になるエージェントさんで。初めてのご利用にカウンターに既に座った私の親しき友人の兼ね合いもあってかテーブル席を選ばれ。上手にカウンターをお勧め出来れば良かったのですが、何処かにテーブルの方がよろしいかも?と思う感覚も持たせられる部分もあった為そのまま。結果的にはお話もし辛い状況で、お声をお掛けいただけても正直カウンターとテーブルでは残念ながら。ですので、出来れば皆様出来る限りカウンターを選ばれては?もし、お互いに心が開き合えればきっとワインがお好きであれば楽しい時間のお手伝いも出来るかもしれませんので。ただ、未熟な部分としては明らかにこいつ酔っているな、と言うときはご指摘ください・・・・・。
・Corbieres’01 Gerard Bertrand
今宵、大げさなワインは少し休憩を。妙な出来事からお分けいただいたラングドックの面白い銘柄を。コルビエール自体は何度か扱う機会はございましたがこの造り手は初で。しかも以上に重たいボトルの重量からも、只者ではない雰囲気を醸し出し。このエリアではムートンのバロナークなんかが、高級でしょうと思っていましたが調べると。上代¥7,000−くらいの原価設定の南フランスのワインで存じていないものがあるとは・・・。
カリニャンとシラーを半分づつで12,000本ほどしか作られておらず、流石に洗練された味わいを。変な話、掃きされるフランス・ワインがかなり増えているそうですがこの辺りのエリアも随分対象になっているでしょう。そう言った意味では商業的には攻めのスタイルで。コストを考えると正直手が出ない感覚もございますが。ただ、たまにはこのようなワインをさり気無くお勧め出来るソムリエさんなんかはきっと気の効いた方なのでしょう。私にはまだ無理かも・・・・・・。でも、個人的には好きなワインでしたが。

               Sommelier R.Imamura